独立記念日。
和食屋へ。
金に糸目はつけぬ。
決して安くはない、キルギスの物価を考えればかなりの高級レストラン。
でも、味もサービスも、日本の店と比べても何ら遜色のないクオリティ。
本当においしかった、大満足。
中村さんが南旅館にやってきた。
2011年にジンバブエで出会い、その後ウガンダ、タイ、日本、と幾度も再会してきた。
数年前にエベレスト登頂、今回はK2(8611m)登頂を果たした。
レーニン峰(7135m)に登頂した大学生、2年後にエベレストに挑む。
その後、南旅館の客は日に日に去っていき、僕と、イランビザ待ちの大学生の二人だけとなってしまった。
ビザで最もやっかいなのは、トルクメニスタンではなくイランのようだ。
20日~1ヶ月も待っているという話もよく聞く。
しかもパスポートをホールドされるので待機中に他国へ旅行して戻ってくるということもできないし、ビザ取得を諦めてパスポートを奪還するのも場合によってはできない、そしてさんざん待たされた挙げ句にビザをもらえないということもあるとか。
3~10日で取得できるという情報もあり、それを信じてビザ申請した人は大きく予定を狂わされ、見ていてかわいそうだ。
僕は空路アライバルビザでイランに行っといて正解だった。
もっとも、飛行機でイランに行ったせいでフレームを曲げられてこんな長期滞在するハメになってしまったのだが。
いつもシェア飯をつくってくれる主が不在になったので、最後に大学生とふたりでつくってみた。
イスラム教国だけどキリスト教のロシア人も多いので、バザールで豚肉が売られている。
500gで150ソム(244円)。
ただし骨のウエイトがけっこうある。
オーナーのお母さんはムスリムなので、豚肉の匂いが漏れないよう気を使わなければならない。
上出来。
うまかった。
明日、ついに走行再開。
37泊もしてしまった。
サイクリストに復帰できるか不安になるぐらいダラけてしまった。
もちろん、不安になろうが何だろうが僕には他に道はない。
キルギスソム。
Bishkek, Kyrgyz