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2018年9月5日

キルギス → カザフスタン 国境越え (コルダイ)

ビシュケクから20kmほど北上すると、もう国境。

キルギス側
徒歩の越境者も車も行列をつくっているが自転車はスルー、そのままパスポートコントロールに行って出国完了。

カザフスタン側
特に緩衝地帯もなく、すぐにイミグレーションがある。
係員に入国カードをもらって記入。
パスポートコントロールは少々狭く、徒歩の人たちに混じってひとり自転車で並ぶ。
スタンプをもらったら、荷物をはずして機械に通す。

完了。
所要トータル15分ほど。

30日以内の滞在であればビザ不要。

ウズベキスタンと同じく6年ぶり再訪。


両替所は国境付近にもコルダイの街中にもある。


Korday, Kazakhstan

6823km



2018年9月4日

ビシュケク 5

独立記念日。






















和食屋へ。


金に糸目はつけぬ。


決して安くはない、キルギスの物価を考えればかなりの高級レストラン。
でも、味もサービスも、日本の店と比べても何ら遜色のないクオリティ。
本当においしかった、大満足。

中村さんが南旅館にやってきた。


2011年にジンバブエで出会い、その後ウガンダ、タイ、日本、と幾度も再会してきた。
数年前にエベレスト登頂、今回はK2(8611m)登頂を果たした。

レーニン峰(7135m)に登頂した大学生、2年後にエベレストに挑む。






その後、南旅館の客は日に日に去っていき、僕と、イランビザ待ちの大学生の二人だけとなってしまった。

ビザで最もやっかいなのは、トルクメニスタンではなくイランのようだ。
20日~1ヶ月も待っているという話もよく聞く。
しかもパスポートをホールドされるので待機中に他国へ旅行して戻ってくるということもできないし、ビザ取得を諦めてパスポートを奪還するのも場合によってはできない、そしてさんざん待たされた挙げ句にビザをもらえないということもあるとか。
3~10日で取得できるという情報もあり、それを信じてビザ申請した人は大きく予定を狂わされ、見ていてかわいそうだ。
僕は空路アライバルビザでイランに行っといて正解だった。
もっとも、飛行機でイランに行ったせいでフレームを曲げられてこんな長期滞在するハメになってしまったのだが。

いつもシェア飯をつくってくれる主が不在になったので、最後に大学生とふたりでつくってみた。


イスラム教国だけどキリスト教のロシア人も多いので、バザールで豚肉が売られている。


500gで150ソム(244円)。
ただし骨のウエイトがけっこうある。

オーナーのお母さんはムスリムなので、豚肉の匂いが漏れないよう気を使わなければならない。



上出来。
うまかった。

明日、ついに走行再開。
37泊もしてしまった。
サイクリストに復帰できるか不安になるぐらいダラけてしまった。
もちろん、不安になろうが何だろうが僕には他に道はない。

キルギスソム。





Bishkek, Kyrgyz



2018年8月29日

完了!

解体。


フレームを交換するにはすべてバラす。
せっかくなのでふだん手の届かない部分もクリーニング&グリスアップする

ニューフレーム。




BB装着した状態で送ってもらった。






テヘランからここまで、歪んだフレームに合わせてリアホイールを歪ませて走行していたので、リムはまっすぐ回転しているがスプロケットはまっすぐ向いていない、だからギアチェンジも不具合が生じる、という状態だった。
いったんスポークをすべて緩めて、均等に締め上げ、すべてまっすぐ回転できるようになった。

ブレーキシューとケーブルも新品に交換して、スッキリ。

完成。




作業していると、団地の住人からよく声をかけられた。
意外に英語を話せる人がいて、あいさつ程度の日本語も言えたりする。
皆日本のことをよく知ってくれている。



同じ過ちを繰り返さないよう、輪行用フレーム保護金具も送ってもらった。


重量が増えるのでプラスチック製を使っていたが簡単に折れてしまうので、ぜひ金属製を。

これからカザフスタンに向かう。
31日がキルギスの独立記念日で、4日間ほど国境が閉まるらしいので、それまでは出発しない。
いやそれなら今すぐ出発すればいいのだが、南旅館の吸引力が半端じゃない・・・


Bishkek, Kyrgyz



2018年8月26日

到着!

発送から25日、ようやく届いた!


こんなにも日数がかかったのは、いったんモスクワに飛んでから列車で来るから、らしい。

過去の例と同様、宛先には届かず、局留め。
郵便局から電話が来たら、自分で取りに行く。

かすかな不安を感じながら今朝、郵便局に行ったら、なんと「ない」と言われた。
案の定、局員はまったく英語が通じなかったので、あらかじめスマホに自分の伝えたいことをロシア語で表記しておいて、伝票の写真を見せて、コンピュータで照会してもらったのだが、なぜか「ここにはない」と。
こういうところの人はだいたい不親切なもので、ないといったらない、と追い返されてしまった。

すごすごと宿に帰り、南旅館のオーナーに助けを求めた。
オーナーは日本語も話せて、車も持っているので、同行してもらった。
ちなみに南旅館から郵便局まで5km、自転車でこのサイズの箱を持ち帰るのはかなり厳しい。

結果、荷物はやはりそこの郵便局にあったのだが、オーナーにワケを聞くと、「受付のおばちゃんはあなたに名前を聞いたら答えなかったので渡さなかったと言ってる」というから呆れた。
僕はそのおばちゃんに伝票の写真を見せた、必要な情報はすべてそこに書かれていた、身分証が必要ならパスポートを見せることもできた。
僕がキルギス語もロシア語も話せないことはわかっただろうに、質問に答えられなかっただけでそんな仕打ちは、あまりにひどい(しかもそんな質問をされた記憶もないのだが)。
それからオーナーは、受け取りに必要な情報を紙に記入してくれたが、それもロシア語っぽかったし、書き方がわからないと局員に聞いたところで親切に教えてくれそうな雰囲気はまったくなかった。
結局、ここではロシア語ができないと荷物を受け取ることすら難しい。
日本人宿に泊まって正解だった。

箱は開けられた形跡があったが、中身は無事だった。


ひと安心。
明日から組み立てにとりかかる。

藤田さん、本当にどうもありがとうございました。


Bishkek, Kyrgyz



2018年8月25日

ビシュケク 4

その後、南旅館の客は日に日に増え、にぎやかになっていった。
東京でのシェアハウス生活に戻ったかのようだ。

沈没旅館の噂に違わず、誰も出ていかない。
ビザ待ちでやむをえず滞在している人もいるが、ここは沈没する条件が整えられているので、外出もあまりしない。
僕はいいかげんパワーがあり余っているので、サイクリングしたり散歩したりしている。

イチゴタルトのワンホール発見!


ホイップアイスのせ!




8月21日は犠牲祭。
旧約聖書に出てくる、アブラハムが息子のイサクを生贄にせずにすんで、代わりにヒツジを捧げた話に由来する。
ユダヤ教にもキリスト教にも通ずる話だが、これを祭り事にしているのはイスラム教だけ。

オーナーが親戚からヒツジの睾丸をもらってきた。


体の比率からいってデカすぎ。


中身はこんなに詰まってる。


せっかくだからナマで挑んでみる。




うまい!
クセはまったくなく、新鮮。

ベア・グリルスでさえ吐き出したヒツジのナマ睾丸。
ジャパニーズ刺身スタイルならいけるぜ。

フライ。


肉というよりは白身魚に近い食感。

右はモツ鍋、左はトルコ風ヒツジ睾丸煮。
















キョクボルと呼ばれるキルギスの国技。


ヒツジの皮に重りの砂を詰め込んで30kgほどになったものを馬上で奪い合って互いのゴールまで持っていく、ラグビーのような競技。









人も馬も、闘争本能むき出しで大迫力。





落馬。












ふつうに持ち上げるだけで精一杯の重さ。


9月には世界大会があるらしい。




Bishkek, Kyrgyz