2018年8月25日

ビシュケク 4

その後、南旅館の客は日に日に増え、にぎやかになっていった。
東京でのシェアハウス生活に戻ったかのようだ。

沈没旅館の噂に違わず、誰も出ていかない。
ビザ待ちでやむをえず滞在している人もいるが、ここは沈没する条件が整えられているので、外出もあまりしない。
僕はいいかげんパワーがあり余っているので、サイクリングしたり散歩したりしている。

イチゴタルトのワンホール発見!


ホイップアイスのせ!




8月21日は犠牲祭。
旧約聖書に出てくる、アブラハムが息子のイサクを生贄にせずにすんで、代わりにヒツジを捧げた話に由来する。
ユダヤ教にもキリスト教にも通ずる話だが、これを祭り事にしているのはイスラム教だけ。

オーナーが親戚からヒツジの睾丸をもらってきた。


体の比率からいってデカすぎ。


中身はこんなに詰まってる。


せっかくだからナマで挑んでみる。




うまい!
クセはまったくなく、新鮮。

ベア・グリルスでさえ吐き出したヒツジのナマ睾丸。
ジャパニーズ刺身スタイルならいけるぜ。

フライ。


肉というよりは白身魚に近い食感。

右はモツ鍋、左はトルコ風ヒツジ睾丸煮。
















キョクボルと呼ばれるキルギスの国技。


ヒツジの皮に重りの砂を詰め込んで30kgほどになったものを馬上で奪い合って互いのゴールまで持っていく、ラグビーのような競技。









人も馬も、闘争本能むき出しで大迫力。





落馬。












ふつうに持ち上げるだけで精一杯の重さ。


9月には世界大会があるらしい。




Bishkek, Kyrgyz