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2018年9月28日

ウクライナ(モヒリーウポジーリシキー) → モルドバ(オタチ) 国境越え

朝の気温、4℃。
ウクライナ人たちはすでにコートやジャケットを着ている。
まだ9月だが、僕も長袖を着た。



ひどい道。


整備されていたのはキエフとリヴィウを結ぶハイウェイだけだったか。
このガタガタ道じゃ下り坂でもスピードが乗らない。



もう少し早ければ一面に輝くヒマワリが見れたのかも。




その代わりリンゴの収穫期。










ウクライナフリヴニャ。




国境の街の手前の森でキャンプし、翌朝国境越え。

ウクライナ側
車での越境は制限されているのか、車のゲート前には大型トラックだけが並び、乗用車はなかった。
歩行者は多いようだが、第三国者は僕だけで、あとは皆ウクライナ人とモルドバ人ばかり。
物資を運んでいるわけではなく、軽装で、パスポートではなくIDカードを見せるだけで行き来している。

僕は荷物チェックを受けた。
バッグを開けてチラッと見ただけで「もういいよ」と、きわめてやる気のない形式的なものだった。

国境をなすドニエストル川を越えてモルドバへ。


ふつう、国境での撮影は御法度。
ヘタすると逮捕されることもありえるが、何となくゆるい感じだったので橋の上から撮ってしまった。

モルドバ側
他の人たちがIDカードでスイスイと流れる中、僕だけ少し時間をとられた。
係員はルーマニア語(?)で質問してきた。
「Do you speak English?」と聞いたら、キッパリ「No!」と言われた。
日本人旅行者にルーマニア語が通じるわけなかろう、ロシアや中国でさえ国境係員は英語を話せたのに。
でも国境で聞かれることなんてたいてい決まってるから、これから向かう街や国の名前をいくつか言ったらすんなりスタンプをもらえた。
荷物チェックはなし。

90日以内の滞在であればビザ不要。

国境を越えてすぐATM、両替所あり。
携帯ショップもあったが、小国だしGSの売店でWi-Fiが飛んでいるようなので、SIMは購入せず。


Soroca, Moldova

8220km



2018年9月25日

ヴィーンヌィツャ

朝のリヴィウ。


テルノピリ。










向かい風アップダウン。

路肩も未舗装になり、車道も狭くデコボコになってきた。


悪条件というのはそうすぐには終わらない。
しばらくこんな感じで行くのだろう。
でもこれぐらいはたいしたことじゃない。

それに、ウクライナ人はクラクションを鳴らさない。
えらい。



ヨーロッパおよびその他の白人文化圏では、おいしいチョコチップクッキーが安く売っている。


朝飯にもなるし昼飯にもなるしおやつにもなる、大好物。
コーヒーとの相性も抜群。
ヨーロッパおよびその他の白人文化圏に突入したら必ずチョコチップクッキーを常備するようにしている。

アジアにはチョコチップクッキーを食べる文化がない。
あってもチンケなやつか、輸入物でバカ高いのしかない。

ノイジーなドミトリーに疲れ、キャンプでホッと気を休める。


たまにはぜいたく。


街から離れたところでも、GSにモーテルが併設されていたりするので、ウクライナでは泊まる場所に困ることはない。
このクオリティで1泊400フリヴニャ(1598円)、安い。



ウクライナの宿はどこもWi-Fiは良好。
GSに併設されている売店でもちゃんとWi-Fiが飛んでる。
だからSIMの10GBはとても使い切れない(ミニマムが10GBなのでそれ以下は売ってなかった)。

夜、雨が降った。
ホテルに泊まって正解だった。

乾燥した中央アジアと違い、ウクライナに入ってから、主に夕方から夜間だが、時々雨が降る。
恵まれた気候のおかげで、旧ソ連の中ではウクライナは農業大国。
ロシアがあくまでウクライナを傘下にしておこうとするのは、黒海の他に農業生産力という理由もある。

ヴィーンヌィツャ。






奇妙なデザインの教会。


外国人らしき人はほぼいない。
観光地のように飾った感じはなく、素のままの街。





「SWEET HOSTEL」に滞在。


各ベッドに照明とコンセントあり。


ロッカーもちゃんとしてる。


まだ新しいのか、すごくきれい。


ウクライナのホステルはコンロがないところも多いが、ここはすべてそろってる。


早くもスープスパゲティに飽き飽きしてたので、久々にオムライス!


やっぱ米はいい。
キッチンのある宿では、パスタより米にしていこうかな。

1泊170フリヴニャ(679円)。
相場と比べたら高めだが、それでも激安。
ちなみに、最安の宿は95フリヴニャ(379円)だった。

街の中心部近くにあるので立地も良い。
ここまでちゃんとしたところはなかなかない、優等生的なホステルと言っていい。

めずらしく、流暢な英語を話すウクライナ人の客が来た。
日本の伝統文化、刀とか侍に興味を持つウクライナ人はけっこう多く、彼ナザールはペラペラと長時間にわたって、いかに自分が日本文化が好きかを語ってくれた。

ふだん、走行中も宿泊中も、ウクライナ人から話しかけられることはほとんどない。
社交的な民族ではないのかと思いきや、意外とそうでもない。
キエフの自転車屋の店主とかこのナザールは、とてもフレンドリーで紳士的で、止められないほどおしゃべりだ。
他の人が話しかけてこないのは英語を話せないという言語の壁なのか、いやヨーロッパは全体的にこんなもんだったかな。
いやそれよりも、僕ももっと現地の言葉を学んで人と話さないと、たまにこうやって不意に親しくなっても、この国でどういう旅をしてきたかうまく話せなかったりする、反省。

雨のため、連泊。
いい宿だし、休息がてら3泊した。


Vinnytsia, Ukreine

8041km



2018年9月20日

リヴィウ 2

市庁舎の時計塔からリヴィウを一望。














時計塔まで30フリヴニャ(119円)。

あの丘にハイキャッスル展望台がある。


ズーム。


ハイキャッスル展望台から。




右端の一番高い建物が先ほどの市庁舎。


団地だろうか、街並みはヨーロッパ的でも、あの手の集合住宅は旧ソ連全域に共通する。


ヨーロッパの街に来るといつも思う。
カフェとかレストランとかオシャレな店ばかり並んでて、コンビニの一軒も自販機の一つもないことを誰も不便だと感じないのだろうか。
かろうじてキオスクならあるけど、品ぞろえは乏しい。

見た目の美しさばかりが重んじられて、便宜性に著しく欠けるヨーロッパの街。
便宜性はずば抜けているが、見た目の醜悪さには無頓着な日本の街とは対極。
(でも、日本に来た外国人の友人は街にゴミ箱がないことを不便に思っているようだった。)

ショッピングモールもあるが、これまた僕にはほとんど用のないおしゃれな店ばかりが並んでいる。
ホームセンターに行きたいのだが、ウクライナに入ってからまだ一度もそういう店を見てない。

でもマーケットならある。








ヨーロッパ特有の石畳、これが自転車泣かせ。


もしかしてこれも、街の美観のためにわざと残してる?

アイス、50フリヴニャ(199円)。


高い。
でも久しぶりにまともなアイスを食べた気がした。

またジョージアレストラン。


英語メニュー、しかも写真付き、ありがたい。


自分の知ってるメニューならキリル文字でもわかるが、知らないのとなると英語の解説なしではちんぷんかんぷん。



ハチャプリ、85フリヴニャ(339円)。


オジャクリ、89フリヴニャ(355円)。


カフェラテと合わせて計199フリヴニャ(794円)。
すごくおいしかった、でも高い、そしてまったく腹ふくれない。
明日からまた自炊しよう。



滞在した宿は旧市街のすぐ近く、ドミトリー1泊120フリヴニャ(478円)。
宿代は安定して安い。

広々とした屋根裏、これは快適。


しかしまた例のごとく、労働者とかよくわからない人たち。
声のボリューム調整をまったくしない人たち、イヤホンしないで動画を見る人たち。
いい街だし宿代も安いけど、これじゃ落ち着いて長居する気にはなれない。
とっとと移動。


Lviv, Ukreine