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2019年5月2日

セネガル(Mpak) → ギニアビサウ(Sao Domingos) 国境越え

セネガル南部の村は実に平穏。

ブタがいる。
一応イスラム圏だけど、こっちの人は何でもアリなんじゃないかな。


クバー!
クバー!


僕のことをまったく怖がらず、クバー! クバー!と抱きついてくる。
とにかくクバー!しか言わない。

セネガル側
左手に警察、右手に軍のチェックがあり、パスポートチェックは軍のみ。
その先、左手にあるイミグレーションで出国スタンプをもらって出国完了。

緩衝地帯
800mほど。

ギニアビサウ側
左手にある建物で入国スタンプをもらって完了。

現地人越境者が数人いた程度。
所要トータル10分。

両国側ともに多少の店がある。
ギニアビサウも通貨は引き続きCFAなので両替屋はない。


Bissau, Guinea-Bissau

20272km



2019年5月1日

ギニアビサウビザ in ジガンショール(セネガル)

必要な物
・パスポート
・20000CFA(3805円) (30日シングル)

ギニアビサウ大使館。


開館時間などは不明だが、とりあえず平日の9時すぎに行ってみた(午後は閉まるっぽい)。
門は開いており、ドアも開いており、誰もおらず、勝手に入れてしまった。
こんな不用心な大使館があるだろうか。

しばらくして職員らしき人が現れて、担当者に電話してもらった。
僕は勝手に扇風機をつけて待機。
他に来訪者はいない。
机上にはタイプライターが置かれていた。
飾り用アンティークではない実用タイプライターなんてまだあったんだ。

10分ほど待たされた後、担当者のいる部屋に通された。
エアコンが効いていた。
担当者と交わした会話は、
「ビザ?」
「ビザ。」
以上。

料金表を見せられ、30日シングル20000CFA(3805円)を支払う。
事前情報では顔写真も必要とのことだったので渡そうとしたら、「いらん」というジェスチャーをされた。
その場でビザシールを貼られて、完了。
最初に待たされた十数分をのぞけば、完全即時発行。


Ziguinchor, Senegal



ジガンショール

国境で出会ったフランス人のレオンと一緒に。


西アフリカではフランス人は特別扱いで、多くの国でビザ免除されるらしい。
うらやましいという感情より、せっかく旅人と出会ったのにビザ情報交換ができないのが残念。



海から離れるとまた強烈な暑さ。
西アフリカで道路設計をする方、ぜひとも海沿いルート開通の検討を願いたい。



ガンビアも含めてこの界隈では、子供たちは僕を見て「クバー! クバー!」と叫ぶ。
正確な発音はわからないが、そう聞こえる。
ウォロフ語で「白」という意味だそうだ。
スワヒリ語圏で言われる「ムズング!」と同じノリ。



たまたまライダーが2人やって来て、計4人で路上の売店で休んだ。


ホンダのスクーターで西アフリカを旅するスペイン人。
南アフリカをめざすエストニア人。



ビサップというローカルジュース。


(ラベルは別物、容器使い回し)

キンキンに冷えてて、めちゃくちゃウマイ。
330mlだったかな、100CFA(19円)。
4本買って一気飲み。



飲んでも飲んでも乾く。
頭に濡れた手ぬぐいを巻いて、乾いたら水をかける。



145km走行して、セネガル最後の街ジガンショールに到着。
Hotel Campementでレオンとルームシェアした。
1泊9000CFA(1712円)のツインを二人で折半。

暑さによる疲労、街歩きはほとんどせず、休養。







宿の屋上で、ふたりでクスクスをつくった。


クスクスの上に、レバーとタマネギとマッシュルーム。


レオンはあまり食欲がないと言って、8割ぐらいは僕が食べた。


Ziguinchor, Senegal



2019年4月30日

ガンビア(Jiboro) → セネガル(Seleti) 国境越え

ガンビア側
緊張感まったくなし、長蛇の行列もなし、小さな建物の窓口でパスポートを提示してスタンプをもらうだけ。

その辺で立っている人に、余ったガンビアダラシを両替してもらった。

緩衝地帯
2kmほど。

セネガル側
ガンビア側と同様、難しいことは何もなし。




Ziguinchor, Senegal



セネガル(Karang) → ガンビア(Fass) 国境越え

セネガル側
右手に現れる建物で出国手続き。
出国は手前の窓口、逆方向から入国する人は奥の窓口。

出国側は20人ほどの行列ができていた。
僕以外は全員セネガル人またはガンビア人。
割り込んでくる人はおらず、間合いを詰めようと押す人もいない。
こういうところは他の貧困国に比べてお利口さんだ、今のところ。

流れは緩慢。
どんなに待たせようが窓口の人員を増やす気配はなく、アフリカンな時間が流れる。
指紋と顔写真を撮って、スタンプをもらって出国完了。

両替
国境には明確なラインも緩衝地帯もなく、売店や両替屋などがある。
ガンビアビザ支払いのため、ここの両替屋でガンビアダラシを入手。
すかさず物乞いの少年がつきまとってくる。
どうして誰かが両替したら自分におこぼれがもらえると思ってしまうのか。

ガンビア側
右手に現れる建物で入国手続き。

最初に通された部屋では、お決まりの質問をいくつかされて係員がノートに記入するだけ。
この時「いくらか寄付してくれないか」と言われた。
賄賂ではなく本当に寄付願いっぽかったが、この後高額なビザ代を払うというのに寄付なんかするわけない。
断っても特に何も言われず、問題なし。

次に通された部屋で、ビザ取得。
ガンビアは、西アフリカでは数少ない、国境でアライバルビザが取得できる国。
3000ダラシ(6745円)。
ユーロでもCFAでも支払えるが、早口だったのでそちらの額は失念。
事前情報によると、ダラシでの支払いがもっとも割安とのこと。

「何日滞在する?」と何度も聞かれ、適当に「1週間」と答えた。
スタンプには20日の滞在許可と書かれていた(ビザはシールなしスタンプのみ)。

「クリアランスは持っているか?」とも聞かれた。
クリアランスとは、荷物制限許可書のようなものらしい。
車やバイクの人はもしかしたら必要なのかもしれない、でまかせで「自転車で旅してるから持ってないし必要ないでしょ」と言ったら、すんなり「うん」と言われた。

所要トータル1時間。

セネガルなのかガンビアなのか、あいまいな国境で売られていたマンゴーは500CFA(95円)だった。



Ziguinchor, Senegal



マンゴー街道





田舎の村はゴミも散乱しておらず、きれいだ。







トゥバクタ。








ランブと呼ばれるセネガル相撲。



トゥバクタは小さな村だが、日本人を含む外国人が訪れる。
マングローブへのツアーやガイドなどの誘いの声が次々にかかる。
僕はすべてお断りだが、「ホテルに案内してやる」と言ってくる人もいる。
絶対後でチップを要求してくるだろうから相手にしたくなかったのだが、そんな僕の警戒心を見通してか、「助けたいだけだよ、何も要求しないよ」と、本当に親切で案内してくれた。
意外に悪人がいない、善人なのか悪人なのかの見極めが難しいところだ。



案内されたのは、地図にも載っていない、看板も出ていない宿。
オーナーさんも誠実な人だった。
朝食付きで10000CFA(1903円)。



この椅子、すごく座り心地いい。


お隣りのベルギー人と朝食をともにし、いろいろ話をした。


マンゴーの並木道。


自国生産できる物はやっぱ安いんだね。




蟻塚ですね。


村をはずれると、サルをたくさん見かける。
警戒心が強いようで、素早く隠れてしまってなかなか写真撮れない。

かろうじて撮れた遠方からの1枚、ピンぼけ。



Ziguinchor, Senegal

20123km



2019年4月27日

カオラク

路上の果物屋さんでマンゴー!


こんなどっさりで500CFA(94円)。

小ぶりだけど、味はちゃんとマンゴー。


その場で食べようとしたら、店の女性が中に入れてくれて、椅子と水を用意してくれた。


熱帯に来たらマンゴーだよね。
マンゴーが高かったりマズかったりしたら熱帯に来た意味がないと言ってもいい。
しばらく、走行中の食はマンゴーでいく。

サリーという街で1泊。
必要な物すべてそろったちゃんとした宿で12000CFA(2277円)。
いやまだ十分高いのだが、セネガル前半のとんでもない割高の宿の後だと安いなと感じてしまう。
冷蔵庫付きというのがすばらしかった。

サリーもけっこう大きめの街で、朝はやはり渋滞。


セネガルでこんな立派なモスクを見るのは初めて。


サリーの先は、ルートはいったん内陸へ向かう。
また恐ろしいほどの気温上昇。
ダカールなんかは涼しい風が吹いていたのだが、内陸は別世界。

教会や十字架が見られるようになった。


時々見かけるこの絵も宗教関連?


誰?


おなじみ、世界各地で見られる男の子のおもちゃ。




人の気質が変わった。
村が現れると、老若男女問わず手を振ってあいさつしてくれる。
子供たちは、おちょくってくるわけでもなく、純粋にあいさつしてくれる。

カメラもそんなに嫌がらない。




物乞いの少年も見なくなった。





所々にある木陰の休憩所。


地元の人がバスを待つためのものだと思うが、誰もいなければここで休憩させてもらう。

気づくとやっぱり子供が寄ってくる。


この子たちも、悪さするわけでもなく、何かくれと言ってくるわけでもなく、いい子だった。






これって蟻塚?








そんなに楽しいか。
そんなに喜んでくれると僕も楽しいよ。





この村がイスラムなのかキリストなのかはわからないが、間違っても左手を出してはいけない。
この子たちも誰一人として左手を出していない。



大はしゃぎの子供たちをクールに見張っていたお姉さんたち、「お願い撮らせて!」と言ったら笑顔を見せてくれた。


意外にノリノリ。


大歓迎されて楽しいひとときをすごしたが、現実の気温上昇に危険を感じてきた。
とんでもない暑さだ。

幸い、小さな街が現れると売店で冷えた炭酸が売っている。
高かろうが何だろうが僕はこれを我慢するなんてできない。
ガブガブガブガブ、止まらない。



僕の知人友人たちは僕が言う「暑い」をいつも信じてくれない。
でもこれなら文句なしに暑いでしょう!


なんとか、午前中だけ走行して午後は動かない方針でいけないだろうか。



しかしきったねえな。



そこらじゅうで見るこの人は大統領。


とんがりすぎじゃない?


カオラク。












南下するほど宿代の相場が下がってきた。
カオラクでは10000CFA(1898円)。
ボロ宿だが、一応最低限の物はそろっている。
Wi-Fiも調子良い。
扇風機が命綱。

あ、蚊帳がない。


Kaolack, Senegal

19841km