2019年10月24日

ユタ 2

あちこちにモルモン教会。


オーバーサイズにも程がある。



ソルトレイクシティはシアトルほど大都市ではないので、脱出するのは大変ではなかった。

また寝場所を見つけられぬまま、プロボという街を通過し、山道へ。
なんとか人目につかない茂みにテントを張った。
朝、少し雪が降った。

長い登り。

追い風。
でも登りなので進まない。
傾斜はきつくないが、長い。

通りすがりのドライバーからレッドブルをいただいた。

再び雪景色。

40km以上登り続け、標高2200mの峠。

ここから長い下り。

強い追い風+下り。
最強。


風はさらに強まった。
下りの60kmはわずか3時間で。
逆方向だったらと思うとぞっとする。


ウェリントンという小さな街。


モーテルがキャンプ場も兼ねている。

$12+税。
必要なものすべてそろっていてこの価格は良心的。
屋内プールサイドにコンセントがあり、もちろんWi-Fiあり、寝るまではそこにいた。

朝。
テント内の結露が凍っており、たたむと氷の粒がパラパラと落ちる。
ポールもやはり凍っていた。

シカかな?


モフモフの尻毛。

風変わりな角、うっすらとたてがみ、首に縞模様?

つぶらな瞳、独特の表情。

この奇妙な動物は、プロングホーン。
シカのようだがシカの仲間ではなく、「プロングホーン科」というひとつのジャンルが与えられているユニークな種。
チーターに次ぐ世界2位の俊足で、88km/hで走るという。


機能美のチーターに比べて、プロングホーンはそんな速そうな見た目をしていない。
どちらかというと鈍そう。
追い風+下りの自転車でも88km/hは出したことない。










すっかり乾燥地帯。














広いなー。





グリーンリバーという街。
キャンプ場がいくつもあり、最安と思えるボロキャンプ場で、$22+税。
他は$30前後かそれ以上。

最近は、ウォルマートでなくてもローカルスーパーでも安い商品があるので物価の高さはそれほど感じていないが、キャンプ場の料金がいまだ不可解。
他国で$20~30っていったら立派なホテルに泊まれる。

高いキャンプ場がサービス良好というわけでもなく、安いキャンプ場が劣悪というわけでもない。
今回のキャンプ場はこの街では安いが、それでも$20以上の価値があるとはとても思えないボロさ。
価格設定って本当にわからない。



ハイウェイを避けるローカルルートで。


路面ボロボロ。

車はまったく通らず、車ストレスはゼロ。


静。



天下のアメリカでも、未舗装があるのだ。


本当に、多様な顔を持つ国だ。


乾燥地帯の放射冷却のため、昼夜の寒暖差が激しい。
朝は氷点下、日中は20℃。


Moab, Utah, USA

31436km