2018年5月27日

トルクメニスタンビザ取得 in マシュハド

申請から11日目。
どうせ今日もダメなんだろ、と若干ふてくされながら大使館へ行ってみたらもらえた!

受け取りは通常16時、混雑していなければ12時。
土曜日は忙しいから16時だろうとバリに言われたが、朝9時に行ったらその場ですぐつくってくれた。
他の旅人から、顔写真とパスポートコピーがさらにもう1枚必要だと聞いていたが、僕は支払いだけですんだ。

必要なもの
・パスポート
・US$55(2010年以降のきれいな50ドル紙幣と5ドル紙幣)

折り目がある紙幣はダメ。
破れ、汚れ、落書きなどがある紙幣もダメ。
きれいな状態でも2010年以前の紙幣はダメ。
20ドル紙幣とか10ドル紙幣など他の紙幣の組み合わせもダメ。
モンゴルで出会った日本人からそのことを聞いていたので、だいぶ前から用意し、折れたりしないように大事に保存しておいた。
僕のは2013年製のほぼ新札といっていい状態で、係員は入念にチェックしていたが無事パス。

条件をすべてクリアして、11日も待たせておいて、取得できるのは5日間のトランジットビザのみ。
陸路旅行でトランジットとは何ぞや?
理解に苦しむがオーバーランダーたちは皆同じ、5日間でトルクメニスタンを突っ切らなければならない。

5月24~28日の滞在で指定していたが、今日はもう26日。
申請した指定日は変更できないという話も聞いていたが、さすがに今から出発して28日までに出国するのは不可能なので、変更できた。
イランビザを延長したので急ぐ理由はない、5月29日~6月2日の5日間で指定しなおした。

近年、中央アジアはビザフリー化が進んでいる。
以前はビザが必要だったカザフスタンとウズベキスタンは不要になった。
タジキスタンはオンラインで簡単にビザ取得できるようになった。
残るトルクメニスタンだけがいまだ閉鎖的。
昔の旅人情報を読むと、これでもいくらかマシになってきた感はあるが。
閉鎖的、厳格にするのはいいが、可なら可、不可なら不可、パパっと迅速に処理してもらいたいものだ。
まったく、人の時間を何だと思っているのか。

宿に戻ると、バリは我が事のように喜んでくれた。
無邪気なじいさんだ。

余ったリアルをドルに戻さなければならない。

イラン入国当時の闇レートは、
US$1=5万3000リアル。
イスファハーンにいた頃は、
US$=5万5000リアル。
今は、
US$1=6万3000リアル。

今イランに入国した人はとてもお得だと思う。
今リアルをドルに戻す僕は愚かというほかない。
でもなんだかんだでマシュハドで散財したので、それほど莫大な額を残さずにすんだ。

バリに両替してもらった。
彼は計算が苦手なのか、支払いの時もいつも僕に計算をまかせて、渡した紙幣を確認もせずにポケットにしまいこむ。
「日本人は正直だから信頼する」と。
そりゃチョロまかしなんかしませんよ。

最後の晩餐。


明日、ここを発つ。
国境まで200kmあるので2日かけて行き、29日の朝にトルクメニスタン入国予定。


Mashhad, Iran