チョルテンの番犬?
モンゴルのイヌといったらおっかなそうなイメージであったが、気質はロシアのイヌと変わりない。
吠えて追いかけてくるが、立ち止まってこちらから向かってやったりするとおとなしくなる。
半砂漠から不意に森林地帯。
モンゴルでは国土の90%で砂漠化が進行している。
ここ20年で数百数千の河川と湖が消失している。
少年は僕に気づくと、興味津々な様子で駆け寄ってきた。
「ヤポン(日本から来たよ)」
「フォト(写真撮らせて)」
と言ったら笑顔で応じてくれた。
まだ10代半ばぐらいだろうか、こんな少年が馬を自在に操る姿、カッコイイもんだな。
遊牧民は穏やかでフレンドリー。
この写真を撮った直後、着信音が鳴って彼はスマホで通話しだした。
スマホはともかく、こんな乾燥地帯で水はどうしているのだろう?
井戸でもあるのか、それとも遠く離れた川まで汲みに行くのか。
移動式住居、ゲル。
かれらにとって行動範囲とかテリトリーってどんなものなのか。
他者との距離感ってどんなものなのか。
近所の国で同じような顔をしていても、定住農村社会から過密都市への歴史を歩んだ日本人(東京人)とは対極的、理解を超える。
ちなみに、モンゴルは人口密度の低さ世界一。
日本の4倍の国土に人口たった317万人。
そのうち43%が首都ウランバートルにいる。
これは氷ではなく、塩湖のようだ。
塩をかき集めている人たちがいた。
Darkhan, Mongolia
1207km