水と食料をどっさり積んで、走行開始。
北東へ。
どこの国も、都市部は走りにくい。
しかも朝の通勤時間帯、しかも雪解けで道路ドロドロ。
ニューパーツできれいに新調した自転車が一瞬で泥まみれに。
でも都市部を抜ければ、一本道でシンプル、そしてドライ。
ようやくせいせい走れる。
日中は5℃ぐらい、上着を着ていると暑い。
風もなく穏やか。
小さな街や村が点在しており、補給はできると思うが、ロシアの店は看板もわかりにくいし店内もよく見えないしロシア語しか受け付けないので、まあ水と食料はあらかじめ積んでおいた方がいい。
バス停野宿。
ここは野宿にいいとは言えないが、誰からも見られない場所がなかなかない。
森の中はまだ雪が深く残っている。
ワンタッチテントは悪くない。
設営も片付けも楽。
ただ、ワンタッチの仕組みをつくるためのパーツで重量が増していること、価格も割り増しなところがデメリット。
耐久性と耐水性はまだわからないが、グランドシートの耐水性が怪しい気がする。
そして、大人2人用はやはり狭い。
荷物をすべて中に入れてシュラフをセットしたら、もう身動きがとれない。
ニューシュラフとニューマットは快適。
夜は-5℃ぐらいだったろうか、ぐっすりよく眠れた。
寒冷地では電子機器が正常に作動しなくなるが、この程度の寒さなら大丈夫。
ただ、スマホのバッテリーの減りが速いので、夜から早朝にかけては電源を落としておいた方がいい。
さらにシベリア感が増す風景。
写真ではわかりにくいが、左右と上の3ヶ所だけわずかに虹が見えた。
これも写真では伝わらないが、けっこうな勾配のアップダウンが続く。
2日目はレストエリアの東屋で野宿。
やはりドライバーから見られてしまうところだったが、何事もなかった。
シャーマンの塔。
チベットを思わせる。
ここはロシアでも南の端、アジアとまじりあっている。
Irkutsk, Russia