アパホテル生活も悪くはなかった。
日本で特にやることなければもう少しいてもいいと思えるぐらいだった。
新居は、以前住んでた都心のシェアハウス。
部屋は強制収容所(ドミトリー)から独房(シングルルーム)へ昇格。
3畳。
ドミトリーに比べると恐ろしく高い。
郊外の1Kアパートと同じぐらいの家賃になるが、ここはとにかく立地がすばらしい。
あらゆる店が徒歩圏というのは魅力だし、アパートやマンションと違って初期費用がほとんどかからないし、家具や家電はそろっているし、光熱費Wi-Fiも込みだし、引越費用もかからない。
とはいえ、帰国直後はなんだかんだで出費がかさみ、残高がガンガン減っていく。
このシェアハウスには知ってる人がまだ何人か住み続けている。
在宅勤務やら、UBERイーツの仕事をしている人やらで、平日の昼間でもハウス内にはけっこう人がいる。
実家の最寄り駅の駅前が激変した。
ここは昔から極度に狭くてゴチャゴチャしていたが、全部ぶっ壊して道路も新たにつくったようだ。
生まれ育った地元の駅があまりにも様変わりしてまったく見おぼえのない風景、家に帰れないかと思った。
キルギスの南旅館で出会った旅人が本を出版した。
↓このふたり。
この時21歳と言ってたかな。
お笑い芸人のコンビなのだが、お笑いとは別に世界一周の旅をしたくて一念発起したらしい。
僕の半分ほどの年齢でこの行動力としたたかさは大したものだと思う。
帰国後、お笑いで名を馳せる前に旅の本を書いてしまったようだ。
2014年にボルネオで出会ったアツシさんの家に遊びに行った。
友人に自転車を借りて、群馬県高崎まで片道100kmサイクリング。
アツシさんはマレーシア人女性と結婚し、一軒家で幸せそうに暮らしている。
車でいろいろ連れて行ってもらった。
イワナとヤマメ。
群馬県にも古墳が多数ある。
古墳ってやっぱり惹きつけるものがある。
雨の後でぬかるみで滑ってコケてしまったけど。
2泊3日、お世話になりました。
帰りも自転車で。
借りた自転車は女性用でサイズが合わず、サドルを目一杯上げても足が伸びず、力の流れがうまく分散できず、負荷がケツに集中して痔になるかと思った。
秋葉原のドカ盛り定食屋、あだち。
ご飯はこの店で最小サイズ、約2合。
「小盛り」が8合、「普通盛り」が一升、「大盛り」が7kgというメチャクチャな店。
「大盛り」はトップクラスのフードファイターでもいまだ食べ切った人はいないらしい。
でもご飯も揚げ物もおいしく、店主も気さくでいい店だ。
明日から仕事。
やるべきことがいろいろあるが、旅の再開はまだまだ見えない先の話。
僕はいつも、時間と体力だけはある。