2019年9月20日

シアトル 1

シアトル。


「スィアトゥル」と発音しても通じない。
アメリカ英語はtを強く発音しないので、「スィアロー」みたいな発音になる。
でも語頭のtはちゃんと発音するので、たとえば「TOYOTA」は「トヨラ」と発音される。

シアトルに来たのは、この人に会うため。


神。



1942年、ジミ・ヘンドリックスはここシアトルで生まれた。
1970年、27歳で死去。

シアトル中心から25kmほど南東のレントンという地区の墓地に、彼の墓がある。


ひときわ目立つ墓石。


この日は9月18日。
没後49年の命日。
もちろん偶然じゃない。
この日に合わせてこいできたよ。















キスマークまみれ。


「Voodoo Child」の歌詞。






両親もここに眠っているのか。


父の再婚相手、つまり義母はアヤコ・ヘンドリックス、日本人だった。
ジミヘン来日公演の計画もあったようだが、実現することはなかった。
しかしお父さん、2002年まで生きてたのか。

僕が生まれる前の人。
高校生の時、彼は突如として僕の心を鷲掴みにし、以来ずっと僕の中にいるギターヒーロー。



次々と人がここを訪れる。
アメリカ人とフランス人ヒッチハイカーと話をして、仲良くなった。
ここへ来る途中も、「どこへ向かってるんだい?」と聞いてきた人がいて、「ジミヘンの墓」と答えたらうれしそうに喜んでくれた。

WARMSHOWERS宅はシアトル中心近くなので、25km引き返す。





またとんでもない坂の上にあるようだ。

なんとか日没前に到着。
この時夫婦は不在で、あらかじめメールで入室の仕方を教わっていた。
中へ入ると、まるで豪華ホテルかマンションのよう。


後ほど夫婦が帰ってきたが、かれらは上の階で暮らしており、この階はAirbnb用の客室だという。
どうりで生活感がないわけだ。
Airbnbは有料だが、WARMSHOWERSゲストには無料で泊めている。
なんとありがたいこと。

冷蔵庫、電子レンジ、トースター、ガスコンロ完備。


コーヒーメーカーも。


バスルームにはランドリーあり。


ベッドルーム。


Wi-Fiもあり、速い。

これすべて、プライベート空間として自由に使っていいという。
住みたくなってきた。


Seattle, Washington, USA