土日は外国人の方が多い印象だったが、平日は地元民でにぎわう。
クレープ。
10ディルハム(116円)。
外国人価格。
生地にチョコクリームを塗っただけの代物がこんなするわけはない。
おばさん、スカーフ巻いてるけどクレープに長い髪の毛が入ってたよ。
外国人向けのレストランのメニューは複数の言語で書かれている。
優先順位としては英語よりフランス語の方が高い。
モロッコの代表的料理、クスクス。
40ディルハム(467円)。
これも外国人価格、地元民は絶対こんなに払わないと思うが、店の前にある料金表示ありのメニューを見た上で注文したので、文句を言うつもりはない。
アラブ世界では、定価がなく交渉によって料金が決まることが多く、相場も知らず言葉も不自由な外国人はいつもボッタクられる。
でもここでは、料金設定は高いけど面倒な交渉やトラブルは避けられる。
肝心の味は、
具材にはスパイスがふんだんに使われていて、おいしい。
強いて例えるなら、辛くないカレー風味。
下に敷かれているのがクスクス、小麦粉を1mm大の粒に練ったもの。
独特の歯ごたえ、久々にオリジナリティある食文化。
ボリュームも、一見小さいが見た目より重くて食べごたえあり。
これも代表的、鍋料理タジン。
40ディルハム(467円)。
同じ料理でもその店なりのスパイスを使っているようで、味が違う。
パンケーキ。
アーモンドクリーム、はちみつ、チーズがついて10ディルハム(116円)。
まだ全体的な相場をつかんでいないが、モロッコはそんなに物価安くはない。
1.5Lの炭酸が11ディルハム(128円)。
売店で買い物する時、商品に書かれた値段を見せてくれるので、ボッタクられてはいないと思う。
ヨーロッパでの買い物はずっとスーパーだったから、定価の不明な売店や市場で買い物するカンを取り戻さなければならない。
しかしこの調子だと、1日当たりの出費はヨーロッパにいる時より高い。
ヨーロッパは物価が高いと言われるが、キャンプしやすいし自炊しやすいので(そして食文化がまったく魅力的でないので)、日々の出費はかなり抑えられる。
この先、キャンプしにくくて自炊しにくいなら(そして食文化が魅力的なら)、節約方法を練らなければ。
ロカ岬と同じく、風景はすばらしくても状況は人だらけ。
シャウエンに到着してすぐMaroc Telecomに行ってみたが、閉まっていた。
営業は月~金、この日は土曜日。
まったく、週に2日も休むなや。
平日もしっかりシエスタとってやがる。
月曜日。
やや高齢の女性が対応してくれて、「英語は話せないわよ」と言いながらもしっかり英語で説明してくれた。
「アクティベートされてるわよ。売店に行ってチャージしてきなさい。」と言う。
話が違うなと思いつつ売店に行ったら、ちゃんとチャージしてくれて、ネット接続できた。
つまり先日のテトゥアンの件、間違っていたのは売店のおっさんだったということか。
テレコムのお姉さん、疑っちゃってごめんよ。
1GBにつき10ディルハム(116円)、とりあえず3GB購入。
これは安い。
Hostal La Joyaに滞在。
ドミトリー1泊87ディルハム(1014円)。
なんとここ、キッチンが有料。
1日当たり50ディルハム(583円)の使用料!
頭おかしいのかな、キッチンを使いたい人は節約派、外食よりも高い使用料を払って自炊する人なんているわけない。
こないだロンドンでキッチンが施錠されている宿に衝撃を受けたが、これはそれを上回る衝撃。
これはおそらく金を取る目的ではなく、スタッフが専用で使うので客には使わせたくないのだろう。
それならいっそ使用禁止にして、予約サイトにも「共用キッチンあり」なんて書くべきではない。
宿も青。
3泊したが、2泊目はドミトリーは僕ひとりだけで独占できた。
コンセントあり、Wi-Fiもまとも、自炊はできないけど、リラックスできるなー。
朝10時ぐらいまで寝て、さらに昼寝までして、しっかり休養。
宿のバルコニーから。
最初は観光客多さに辟易したけど、多くのモロッコ人は人当たりが良く誠実だし、結果いい街だった。
Chefchaouen, Morocco