ブカレストからブルガリア国境までの約320kmはのっぺりとした農場が続き、写真1枚も撮らず。
強いて言えば、キャンプしたところがイバラの森で、一度に2ヶ所パンクし、クロックスの裏もトゲだらけになり、寝る時に頭がチクチクするなと思ったら頭にトゲが刺さったまま寝ようとしていたりなど、いろいろ痛い一夜があった。
追い風感はあまりなかった。
イヌに追われる頻度は日に日に減ってきた。
ルーマニア人は、ガンガンからんでくるわけではないが、かといって無愛想ぶっきら棒というわけでもなく、ほどよく穏やかでやさしかった。
田舎街でも英語はある程度通じる。
ルーマニアレウ。
ルーマニア → ブルガリア
ドナウ川が国境となる。
橋のかなり手前にイミグレーションがある。
大型トラックが列をなしているが、歩行者自転車は専用レーンに行く。
他に越境者はいないので待たされることもなく、質疑も荷物チェックもなし。
ここでルーマニア出国スタンプだけでなくブルガリア入国スタンプももらえる。
両国ともにEU加盟国でありながらシェンゲン非加盟国なので、両国間で何か協定を結んでいるのかもしれない。
ブルガリア側にはイミグレーションも何もないので、逆方向の人は出国スタンプをもらわずにルーマニア側まで来てしまうから不安になりそうだ。
90日以内の滞在であればビザ不要。
立派な橋、広い歩道もある。
美しく蒼き。
両国側ともに小さな街があるが、ATMや両替所などは確認していない。
ブルガリアはわずか40kmの横断。
お金をまったく使わずに、というか使う店もないほど農場が続くだけ。
ルーマニアのSIMでそのままネット接続できた。
もしかしてEU加盟国は共通で使えるものなのだろうか。
ブルアリア → セルビア
両国側ともにイミグレーションでパスポートを渡してスタンプをもらうだけ。
他に越境者はいないので待たされることもなく、質疑も荷物チェックもなし。
90日以内の滞在であればビザ不要。
ブルガリア側のブレゴヴォは小さな街で、ATMも両替所も確認してない。
セルビア側は13km先のネゴティンの街まで行けばATMも両替所もある。
Negotin, Serbia
9345km