2018年2月6日

防寒対策

世界旅行の防寒対策は難しい。
なぜなら暑いところも行くから。
寒冷地を抜けたら防寒着は荷物でしかない。
可能な限り軽量でコンパクトで、かつ防寒性の高いものを選びたい。

登山の人たちが言うには、むやみに重ね着して重くなってはいけない、基本的な防寒は良質なインナーと良質なアウターの2着のみですます。

CRAFT キープウォーム (5980円)。


クラフトはスウェーデンのメーカーで、登山家やスキーヤーやサイクリストたちから絶賛されているようだ。
3D立体構造のニットで空気を確保して体温を保持し、汗をかいても速乾性でドライに保つ。

ヒートテックなんかは、発熱しても速乾性はないので結局汗で冷えるらしい。
あれはやはり街着用、アウトドアやスポーツ用とは違う。
ホームセンターやワークマンなんかでも暖かい作業着用インナーが売られているのが目につくが、軽量化と速乾性を重視するなら、やはりアウトドアメーカーのものを選びたい。

Mサイズを購入。
僕は日本ではXLサイズだが、このスウェーデンのインナーはMでも裾が余る。
体型の違いを見せつけられる。

少し使ってみてわかったのだが、こういったインナーは繊維がデリケートなせいか、洗濯するとほつれや毛玉が出やすい。
洗濯する際は裏返した方がいいようだ。

mont-bell パーマフロストライトダウンパーカ (24624円)。


ダウンジャケットもピンキリで無数にあって、選ぶのが大変。
良質で安価という条件だと、国産のモンベルになる。
海外有名ブランドだと、似たようなスペックのもので軽く数万円加算されることになる。

これは434gと軽量で薄っぺらいが、高い保温力、防風、撥水、透湿。
アウターとしてもミドルとしてもいける。
サイズは、国産なのでXLでちょうどいい。

収納するとこんなにコンパクト。




mont-bell レインダンサー ジャケット (16900円)。


レインウエアもモンベルで。
海外ブランドのゴアテックスだと1万円台を見つけるのは難しい。

mont-bell レインダンサー パンツ (11000円)。


ゴアテックスのレインウエアは防寒着としても非常に高いパフォーマンスを発揮する。

なので最高レベルの防寒対策は、
インナー(ベース) + ダウン(ミドル) + レインウエア(ミドル) + 実家で眠ってる分厚い上着(シェル)
という作戦でいく。

シェルは、実家で眠ってる分厚い上着でも現地のマーケットで売ってる安い防寒着でもいい。
現地人と同じものを着ればたいてい大丈夫でしょう。
いずれにしてもシェルは重いしバッグに入り切らないので寒冷地を抜けたら捨てる。

グローブ (4980円)。


こんな安いものを発見できたのは驚愕。
ふつうのアウトドアショップでゴアテックスのグローブを見てみると、バカじゃないのってぐらい万単位のものばかり並んでいる。
swixはノルウェーのメーカー。

スノーブーツ (16740円)。


ひも靴嫌いの僕としては、こういうワンタッチものはありがたい。
ゴアテックスではないが、一応これも防水透湿。

NANGA AURORA light 450DX (38000円)。


ナンガも国産メーカー。
快適温度-5℃、限界温度-21℃、ダウン450g、総重量865g。

なんとこれ、防水透湿。
シュラフカバーいらず。
しかも洗濯できる。

ジッパーがセンターというのも面白い。






ちなみに僕は、ふだん自宅でもシュラフで寝てます。
前回の旅で使ったボロシュラフで。
出張を終えた今、もはや腕を広げてのびのびと寝ることはできない。

なかなか過酷な家だが、立地はこの上なくすばらしい。
御茶ノ水の楽器屋通りから神保町のアウトドア街、秋葉原の電気街、御徒町のモンベル、ワイズロードまで、僕の趣味物欲をすべて徒歩で満たしてくれる。
今回の買い物もすべて徒歩。

同居人に神保町の店を紹介してもらって、アドバイスをいただいたり値引きもしてもらった。