2018年3月27日

バイカル湖 1

ようやく見えた、バイカル湖!








やっと会えた。


淡水湖のボス、バイカル湖。

世界最古の古代湖。
もともとは海だったが、3000万年前に外洋から閉ざされ、長い年月をかけて淡水化した。
通常の湖は土砂の堆積で数万年で消失するが、バイカル湖はプレートの境で現在も引き裂かれているため、長期間湖であり続けている。

世界最深。
最大水深1642m。
スカイツリーが2.5本すっぽり沈む深さ。
石を落としたら湖底に到達するまでどれぐらい時間がかかるだろう?

世界最高透明度。
最大40m。

世界最大貯水量。
地球上の淡水(極地の氷などを除く)の20%を占める。

面積は世界7位、琵琶湖の46倍。

もともとは海だったため生物は独自の進化を遂げ、淡水でありながらアザラシ、チョウザメ、サケなど豊富な固有種を有する。

1~5月は厚さ1mの氷で覆われる。

世界遺産。

いざ、氷上へ。


車も通れるほどの厚さの氷だが、やはり最初は怖い。
おぼつかない足どりで、おそるおそる進む。
できるだけ車のタイヤ跡の上を。







これは、スパイクタイヤを履いてたとしてもまともに走れる気がしない。
でも何であれ、進むことができればいい。



未知の国で一歩を踏み出すのはいつだってビビるしゾクゾクする。
でもこうやってまた僕は進み続けることができる。




Irkutsk, Russia

375km



シベリア 1

水と食料をどっさり積んで、走行開始。
北東へ。

どこの国も、都市部は走りにくい。
しかも朝の通勤時間帯、しかも雪解けで道路ドロドロ。
ニューパーツできれいに新調した自転車が一瞬で泥まみれに。

でも都市部を抜ければ、一本道でシンプル、そしてドライ。


ようやくせいせい走れる。



日中は5℃ぐらい、上着を着ていると暑い。
風もなく穏やか。



小さな街や村が点在しており、補給はできると思うが、ロシアの店は看板もわかりにくいし店内もよく見えないしロシア語しか受け付けないので、まあ水と食料はあらかじめ積んでおいた方がいい。





バス停野宿。


ここは野宿にいいとは言えないが、誰からも見られない場所がなかなかない。
森の中はまだ雪が深く残っている。

ワンタッチテントは悪くない。
設営も片付けも楽。
ただ、ワンタッチの仕組みをつくるためのパーツで重量が増していること、価格も割り増しなところがデメリット。
耐久性と耐水性はまだわからないが、グランドシートの耐水性が怪しい気がする。
そして、大人2人用はやはり狭い。
荷物をすべて中に入れてシュラフをセットしたら、もう身動きがとれない。

ニューシュラフとニューマットは快適。
夜は-5℃ぐらいだったろうか、ぐっすりよく眠れた。



寒冷地では電子機器が正常に作動しなくなるが、この程度の寒さなら大丈夫。
ただ、スマホのバッテリーの減りが速いので、夜から早朝にかけては電源を落としておいた方がいい。



さらにシベリア感が増す風景。


写真ではわかりにくいが、左右と上の3ヶ所だけわずかに虹が見えた。




これも写真では伝わらないが、けっこうな勾配のアップダウンが続く。


2日目はレストエリアの東屋で野宿。
やはりドライバーから見られてしまうところだったが、何事もなかった。





シャーマンの塔。


チベットを思わせる。
ここはロシアでも南の端、アジアとまじりあっている。


Irkutsk, Russia



2018年3月20日

イルクーツク 3

僕が入国した翌日から気温急上昇。
日中は4~7℃まで上がり、汗ばんで上着を脱いでしまうほど。
街中の雪がみるみる溶けて、道路はドロドロ。










古めかしい木造の一軒家とは対照的な、現代の集合住宅。

滞在したホステル。

空港から目と鼻の先だが、こういう感じなので自力で見つけるには少し戸惑うかも。

客はほとんどロシア人。
それも旅行者ではなく仕事で来てるっぽい。
僕以外の外国人は見ていない。


ドミトリー1泊450ルーブル(827円)。

トイレに紙は流せない。
こういうのも久しぶり。


ここで、モスクワからのグループ旅行者(英語堪能)と出会い、貴重な情報をたくさん教わった。

必要な物資は市街でほぼ入手できた。
ガスカートリッジは、ODならスポーツ用品店で、CBならマーケットやスーパーで売っている。
スポーツ用品店や自転車屋なども非常にわかりにくく、事前に調べておかないと見つけるのは難しい。

唯一、スパイクタイヤだけはどうしても見つけられなかった。
おそらくイルクーツクには、自転車用スパイクタイヤを扱っている店はない。
これはもう仕方ない、諦めてなんとかするしかない。

明日から走行開始。
こういう緊張感も久々。
あードキドキする。


Irkutsk, Russia



2018年3月19日

イルクーツク 2









アンガラ川。




川幅の割に流れはとても速く、澄んでいる。


レーニン。






ドライブマナーは良い。
歩行者優先。
クラクションはあまり鳴らない。



英語は通じない。
ソ連時代からアメリカと対立して世界征服を企んできたのだから、英語など勉強するはずない。
でも一応観光都市なので、一部の人は英語を話せる。
看板などもほぼロシア語で、何の店なのか判別するのも難しい。





中央市場。






治安は良い。
もちろん警戒はしているが、犯罪の被害に遭いそうな予感はしない。

大半はスタイルが良くて美形のスラブ系白人だが、地理的にアジアと隣接しているので東洋系もよく見かける。
漢字やハングルで書かれた看板もよく見る。

東洋人はめずらしくないが僕は明らかに地元民と異なる風貌をしているので、だいぶよそ者感は出ていると思う。
でも外国人だからといってジロジロ見られるわけでもなく、からんでくることもなく、素っ気ないが、かといって決して不親切ではなく、中には笑顔で接してくれる人もいる。
全体的にもの静かで、淡々と日々を送っている人たち、という印象。





ウズベキスタンで僕の大好物だったサムサ(ヒツジのミートパイ)。


60ルーブル(110円)。
ウズベキスタンでは40円ぐらいだった。



スーパーはそこらにある。


スーパーで売られている商品は欧米とほぼ同じ感じ。
ただし、表記はすべてキリル文字。

物価は高くはない。
コーラ500mlが55ルーブル(101円)。



初めてSIMを買った。
MTS(キリル表記だとMTC)とかTele2といった通信会社が大手のようだ。


英語は通じないだろうと思って最低限のワードとジェスチャーで伝えたら、店員はふつうに英語を話せる人だった。

10GBでたった300ルーブル(551円)!

パスポートの提示が必要。
あとはスマホを手渡せば、SIMの挿入やアクティベートなどは店員がやってくれる。
いたって楽ちん、難しいことは何もない。

これでロシア全土どこにいてもインターネットに接続できる。
便利なもんだ。

電話もできるが、事情がない限り電話は使わない。
ただロシアでは、空港やショッピングモールでフリーWi-Fiが飛んでいるが、電話番号を入力しないと接続できない。
今後は電話番号もあるので、公共の場でのWi-Fi接続もできる。



Irkutsk, Russia