2018年6月18日

アンゾブトンネル

山はさらに険しく。






時々、店が現れる。


ん?




イヌがついてくる。



君は僕を守ってくれるのか、それとも守ってほしいのか。







僕は彼を「ラグマン」と名付けた。
何度か「ラグマン!」と呼んでやると、反応するようになった。



お?


新たなイヌが出現。
こいつもついてくるのか?





イヌには縄張りがある。
ラグマンは威嚇して吠え、しばらく睨み合った後、もう1匹は去っていった。









いよいよ峠。
標高は2700mとたいしたことないが、長さ5kmのトンネルがある。
過去最長だと、ノルウェーで6870mのトンネルがあったが、先進国ノルウェーのトンネルは排気設備がちゃんとしていた。
ここは違う、マスクをして挑む。



イラン製なのか。




サイクリストにとってトンネルは恐怖。
ここは、広くはないが車2台と僕が行き違えるぐらいの幅員はあり、照明も一応あり、交通量もそこまで多くはない。
問題は排気ガスのみ。

殺人的な排気ガスで、また寿命が縮んだ。

ふと振り返ると、ラグマンがいなくなっていた。
うん、こんなところ来ない方がいい。
さよなら、ラグマン。

ラダックのチャパティは今頃どうしてるかな。

トンネルを抜けると、


何この色?


花!












こんなところでも農業。




その後も短いトンネルがたくさん現れるが、崖っぷちの側道を通ればトンネルを避けることができる。




電線が景観を損ねてしまっているが、しゃあないか。



ひたすら下る。




こんな雪渓で一体何を?




次は中国製?


これは長さ1kmだった。



その後も多数のトンネルがあったが、入口からすでに出口の光が見えるほどの短いものばかりだった。



峠から首都ドゥシャンベまで約80km、オール下り。
中流からはリバーサイド・リゾートが続いていて、旅人には近寄りがたく写真も撮らずにサクッと下った。


Dushanbe, Tajikistan



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