2020年11月29日

自転車保険

ブログの書式が変わってしまって、書きづらくてしょうがない。
どうしてブログというのはいつも改悪ばかりするのだろう。
ふつうに書かせてもらえないものか。

出張生活が続いている。
行きっぱなしというわけではなく、平日は地方で週末は東京に戻るパターンが多い。
今週は東京→鎌倉→山梨→東京。
移動に丸一日与えられたので、自転車通勤してみた。


移動で丸一日とはいっても、鎌倉→山梨の日は夜勤明けだった。


日が短いので、なんとか日没前には到着したい。
峠は標高700mほど。
笹子トンネルは約3km、暗くて狭くて怖かった。


結局、日没には間に合わず少し暗闇走行をしてしまった。
ホテルで自転車の保管場所を聞いてみたら、なんと部屋の中に入れてもいいと言ってくれた。
日本の宿泊施設で室内に置かせてもらうのは初めて。







 

























































山梨→東京の日は仕事が昼で終わったので、午後から走行開始。
帰り道は甲州街道一本。


甲州街道はとても古い道路。
メンテナンスは不十分でボコボコ、田舎だから土地は余ってるだろうにもかかわらず幅員はギリギリ設定、そこへ大型トラックがガンガン通るので、自転車走行には向かない。
ふだん都心を走っていてひどいもんだと感じているが、田舎の道路はさらにひどい。
甲州街道に限らず、日本の道路は全体的にこんなものか。

トータル277km。
新車を購入して初めてのロングライドが仕事の通勤になるとは。

乗り心地は、史上最高。
今まで改良したいと思っていた点をひとつひとつ自分に合うように仕上げたので、疲れ知らずいつまでも走り続けられる、最高の自転車だ。

これだけ走ると腹が減る。
やよい軒に入ったら、新メニューが出てた。
≪ギガ≫牛・豚・鶏のスタミナ肉盛り定食。


三種の肉が3倍盛り。
やよい軒らしからぬ、牛丼屋みたいなノリだが、僕好みだ。
でもこれで2150円(卵と納豆込み)は高いな。

そうそう、自転車保険に加入した。

今までずっと、保険といったら国民健康保険のみ、旅行中は無保険でやってきた。
国内外で何十万kmも走ってきたが、大きな事故は一度も起こしたことがない。
でも年齢を重ねるにつれて、自覚はなくとも反射神経や判断力が鈍っていくだろうし、自分に過失はなくとも不可抗力で事故に巻き込まれる可能性は十分にある(今までよく無事故でやってこれたもんだ)。
特に、自分が被害者になるより加害者になることの方が怖い。

こういったことは、あまりにも当たり前でわかりきったこと。
以前から保険に入るべきだとは思っていた。
しかし、僕の脳はこういった類のことを処理する能力が著しく低い。
保険の説明やら契約内容やらを読もうとしても、一向に頭に入ってこない。
誰かがやってくれたらいいのに、自力でやるのは困難を極める。

今回、意を決して自力でやってみた。
オンラインで申請するだけの簡単なもので、年間6000円ほど。
細かいことはやっぱりよくわからないが、被害者になった場合も加害者になった場合も、なんか保証してくれるらしい。

国民健康保険なんかは、自分の意志でもないのに強制的に加入させられて、アホかってほど莫大な保険料を払わされる。
それで医療費が無料になるわけでもないし、病弱な人なら多少その恩恵を受けられるかもしれないが、病気も怪我もしない僕は歯医者以外で保険証を使うことはめったにない。
お得感皆無、損失感しかない理不尽なものだ。

でも今回の自転車保険は自分の意志で、しかも安い保険料でいろいろ保証してくれるのなら、納得できる。
で、実際事故った時はどうすればいいのか、具体的にどれだけ保証してくれるのか、、、ダメだやっぱりわからん。



2020年9月12日

新車購入!


SURLY DISC TRUCKER。


ツーリングの世界ではド定番のSURLY。
出会ったサイクリストでも愛用している人が多く、試乗させてもらったりして以前から欲しいと思っていた。

今まで旅を伴にした和製ツーリング車は、クオリティや乗り心地は良かったもののクラシカルな仕様のため、ディスクブレーキを搭載できなかったりタイヤのクリアランスが狭すぎたり、など自由度が低かった。
メキシコシティで折れたステムも古風なタイプで、同じ物が売ってないわけではないが現代では主流ではない。
世界をまわる自転車なら、世界中でパーツが難なく入手できるような互換性の高さが求められる。
SURLYのツーリング車は、そういったニーズに応えられるようなコンセプトでつくられている。

三代目BROOKSサドル。

バーテープもBROOKSのレザー。

前傾よりもやや起き上がった姿勢で走行したいので、ハンドル位置は高め。

ブレーキは今後はディスクでいく。

過去に何度も経験したリム割れは複数の原因があるが、リムブレーキによるダメージで外側から内側につぶれてしまうケースが多かった。
ディスクならリムを痛める心配がない。

欧米では普及度が高いハブダイナモ。

ハブの回転によって発電。

ライト点灯。

このハブダイナモを利用してモバイルバッテリーを充電できるような装置をこれから模索してみる。


荷物満載で過酷な条件下を走る想定で、ギア比は思いっきり低め。

リアは今まで9段だったが今後は10段で。

BLUE LUG上馬店でオーダー。

ひとつひとつのパーツを相談しながら注文して、要望を聞いてもらいながら組んでもらった。


防犯のためにも風雨を避けるためにも、愛車は部屋に保管したい。
しかし圧倒的に狭い我が家。
物が比較的少ない僕でも、この三畳部屋に自転車を置くともう身動きとれない。
そして部屋は2階なので狭い階段の昇り降りが大変。


以上、取り急ぎ報告。
もっと詳しくレポートしたいところだが、これからスタンドやキャリアの取り付けや調整などもあり、追々アップしていきます。



2020年8月16日

note、始めました

https://note.com/asajiryo

旅で経験したことや思考したことを綴っていく。
雑多なことや細部は割愛して、旅のエッセンスだけを見やすくまとめたい。

僕はクリエイターでもないしビジネス目的でやるわけでもないので、若干の場違い感はある。
でもnoteはブログや他のSNSより簡潔で自由度が高いところが気に入った。
集客やアクセス数などは気にせず、文字通りノートとしてモノローグ的に使うのもいいんじゃないかと思っている。



2020年8月15日

徒歩生活

自転車がないので徒歩通勤している。
現場は毎日変わり、日々いろんなところへ行く。
往復20kmぐらいが通勤で歩ける限界だろうか。

万歩計でチェックしてみた。
この日は通勤で2万6000歩(19km)、仕事で7000歩、計3万3176歩。


自転車がいかに楽な乗り物かを思い知った。
歩くというのは、地味に長い労力。


まだ旅を続けたかったのに、道半ばで帰ってきてしまった。
今頃南米のどこかを走っていたはず、でも現実には日本で仕事している。
せめて、荷物を背負って筋肉で移動して、旅に近い感触を持っていたい。

ザックはずっしり、仕事道具でいっぱいの大荷物。


体力にもの言わす生き方をしてきたから、これぐらいやってこそ生きてる感に満ち溢れる。
何kmも離れた水場まで行ってバケツいっぱいの水を汲んでくるのが日課になっているような人たちと僕は今、対等だろうか。

いやいや、到底かなわない。




ここはマスクなしでくつろげる場所。

都会のビルが発する熱は異常。
地上より、ぶら下がっている時の方がはるかに暑い。
仕事中だけで軽く5リットル以上飲む。
毎日熱中症寸前のギリギリの仕事。


以前は、旅の資金を稼ぐという明確な目的があり、その一点に向かってがむしゃらに働いていた。
今はどういうモチベーションでやっていくべきなのか、いまだによくわからない。
いやそんなことを考える余裕を持たせないぐらい、週7無休徒歩通勤で目一杯生きている。



2020年7月1日

新生活

晴れて自由の身。
アパホテル生活も悪くはなかった。
日本で特にやることなければもう少しいてもいいと思えるぐらいだった。

新居は、以前住んでた都心のシェアハウス
部屋は強制収容所(ドミトリー)から独房(シングルルーム)へ昇格。


3畳。
ドミトリーに比べると恐ろしく高い。
郊外の1Kアパートと同じぐらいの家賃になるが、ここはとにかく立地がすばらしい。
あらゆる店が徒歩圏というのは魅力だし、アパートやマンションと違って初期費用がほとんどかからないし、家具や家電はそろっているし、光熱費Wi-Fiも込みだし、引越費用もかからない。



とはいえ、帰国直後はなんだかんだで出費がかさみ、残高がガンガン減っていく。

このシェアハウスには知ってる人がまだ何人か住み続けている。
在宅勤務やら、UBERイーツの仕事をしている人やらで、平日の昼間でもハウス内にはけっこう人がいる。

実家の最寄り駅の駅前が激変した。

ここは昔から極度に狭くてゴチャゴチャしていたが、全部ぶっ壊して道路も新たにつくったようだ。
生まれ育った地元の駅があまりにも様変わりしてまったく見おぼえのない風景、家に帰れないかと思った。



キルギスの南旅館で出会った旅人が本を出版した。


↓このふたり。

この時21歳と言ってたかな。
お笑い芸人のコンビなのだが、お笑いとは別に世界一周の旅をしたくて一念発起したらしい。
僕の半分ほどの年齢でこの行動力としたたかさは大したものだと思う。
帰国後、お笑いで名を馳せる前に旅の本を書いてしまったようだ。



2014年にボルネオで出会ったアツシさんの家に遊びに行った。
友人に自転車を借りて、群馬県高崎まで片道100kmサイクリング。
アツシさんはマレーシア人女性と結婚し、一軒家で幸せそうに暮らしている。

車でいろいろ連れて行ってもらった。



イワナとヤマメ。







群馬県にも古墳が多数ある。

古墳ってやっぱり惹きつけるものがある。
雨の後でぬかるみで滑ってコケてしまったけど。


2泊3日、お世話になりました。

帰りも自転車で。

借りた自転車は女性用でサイズが合わず、サドルを目一杯上げても足が伸びず、力の流れがうまく分散できず、負荷がケツに集中して痔になるかと思った。

秋葉原のドカ盛り定食屋、あだち。

ご飯はこの店で最小サイズ、約2合。

「小盛り」が8合、「普通盛り」が一升、「大盛り」が7kgというメチャクチャな店。
「大盛り」はトップクラスのフードファイターでもいまだ食べ切った人はいないらしい。
でもご飯も揚げ物もおいしく、店主も気さくでいい店だ。

明日から仕事。
やるべきことがいろいろあるが、旅の再開はまだまだ見えない先の話。
僕はいつも、時間と体力だけはある。