2018年4月5日

ウラン・ウデ 1

バイカル湖の西側の代表都市がイルクーツクなら、東側の代表都市がウラン・ウデ。


バイカル湖の東部から南部にかけてはブリヤート共和国と呼ばれ、ウラン・ウデはその首都。

国の中に国があるとはどういうことか。
ロシア連邦は85の連邦主体から成立し、そのうち22が共和国と称して強い自治を持つ。
ロシア民族(スラブ人)ではない民族が多く住む土地が共和国となり、独自の公用語と憲法がある。
よく耳にするものだと、チェチェン共和国がそのひとつ。
だが共和国とは名義上のもので、独立国家とは違う。

ここはロシアの中のシベリア連邦管区の中のブリヤート共和国の首都。
ブリヤート人はモンゴル系、ブリヤート語はモンゴル語の方言。
100年前のシベリア出兵で日本に占領されたこともあった。

モンゴルというよりは日本人かと思うような顔の人も多い。
DNAの類似から、日本人バイカル湖起源説というのもある。
ブリヤートは日本人のルーツなのか?

街の中心はヨーロッパっぽい。


最も有名なのがレーニンの頭像。

ロシア革命から100年。
ソビエトが誕生し、そして崩壊し、すっかり過去の人となったはずのレーニンが、こんな巨大な頭像として今も残されているのは、ただの覇権者ではなかったことを感じさせる。
しかしこれは、、、インパクトあるな。















イルクーツクから思っていたことだが、奇妙なデザインの建物が多い。

オーバーハングの傾向が顕著。

これなんか、窓拭き難易度高いですよ。

窓清掃なんかやってなさそうだけど。

ジョージア(グルジア)から中央アジアから、各地で見てきた小籠包、ここではボーズ(包子)と呼ばれる。

計172ルーブル(319円)。

情けないことだが、レストランで食事することに対してハードルの高さを感じている。

まず、席につく。
周囲の客が僕をチラチラ見る。
店員は僕に気づいているが、注文を聞きに来ようとはしない。
そうか、こっちからレジに行って注文して前払いする方式か。
メニューはレジに置いてあるが、オールキリル文字、写真なし。
とりあえず知っている食べ物の名前と個数を言う。
それで通じるのだが、店員が僕に何か質問してくると、もうわからん。
それでもなんとか、もうなんでもいいから食べさせてくれよって感じで、なんとかしてもらう。

今までも、英語が通じなくてメニューが解読不能な国はいくらでもあったけど、何だろう、ロシア独特のこのとっつきにくさ。
レストランは断念して、スーパーで適当に買ってすますことが多い。
ボーズはスーパーでも冷凍で売ってるし。


Ulan-Ude, Russia



2 件のコメント:

  1. 旧共産主義圏と言えばかのタシケントの様な無機質な建物群を連想します。
    奇抜な建物は共産主義時代からのカタルシスなのでしょうか。

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    1. タシケントではほとんど何も見なかったので記憶がないのですが、ソビエト的な建築デザインていうのはたしかにありますね。
      土地はあるだろうに団地のような集合住宅で均一的な生活をするのは共産主義の理念に合致しているとは思います。
      奇抜なデザインは何でしょうね、未来風な街づくりで虚勢を張りたかったのか。
      ソ連崩壊後につくられたと思しき新しいビルも、奇抜なスタイルを継承している節があります。

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