2019年8月9日

ジョンハートハイウェイ

森林地帯から一変してキャノラ畑。


今までは街を離れたらほぼ無人地帯だったが、この辺はファームが点在している。



蚊が激減した。
時期的な変化なのか地理的な変化なのか?
フォートセントジョンあたりから虫除けスプレーをあまり使っていない。
今までは街に着くたびに虫除けスプレーを買い足していたが、これも1本C$10(799円)ぐらいするので、蚊が減ってくれれば出費も抑えられる。

ドーソンクリークから100km離れたChetwyndでストップ。
小さな街だが、ちゃんとスーパーがある。

ポーク414gがC$1.83(146円)!


最近はお買い得商品によくめぐり会える。

街から6kmほど西のRVパークをめざしたが、なんとなく嫌な予感はあった。
行ってみると、営業はしているがレセプションは閉まっていて、電話番号が貼られている。
北欧のキャンプ場なんかもこのパターンが多く、周囲の人を頼ろうとしても冷たくあしらわれ、あまりいい思い出がない。
そして、見た感じここもRV専用でテントサイトはないっぽかった。
こういうところは短期滞在の旅行者向けではなく、長期間住みつく人のためにあるようだ。
名前はいずれも「RV Park」だから区別がつきにくい、わかりやすくしてほしいものだ。

すぐ近くにいい感じの小川があり、そこで野宿。

ステーキにしたいところだが、時間短縮燃料節約のため、細かく切り刻んで炒める。


やっぱ肉っていいですね~。


橋の下で。


何度か地元民が通ってテントを見られたが、特に何の関心も示さず、ごく自然に通りすぎていく。
よほど問題のある場所でない限り、人目につくところで野宿していても何か言われることはないし、対人的危険性もゼロに近い。
アラスカ~カナダは治安が良すぎて、貴重品などの管理もずさんにしてしまっている自分が怖い。

ごちそうの匂いにつられたのか、2匹の野犬がやって来た。
北米で野犬を見るのは初めて、ちゃんと管理されているものと思っていたが。
就寝中にテントを襲撃されたりしたらたまらんので、追い払う。
一度ベアスプレーを構えてみたが、これは自分もダメージを食らう可能性があるので、石を投げてみたらあえなく逃げていった。
飼い犬と違って野犬はチョロイもんだ。



翌日はほぼ1日登り。
川に沿って、緩やかに少しずつ高度が上がっていく。
傾斜のきついアップダウンの連続より、長くても緩やかな登りが続く方が楽だし、ペースも安定する。
山岳地帯といっても標高が1000mを超えることはあまりなく、1000m以下での登り下りが繰り返される。









Azouzetta Lakeで1泊、C$20(1599円)。
なんとここ、私営なのにシャワーがない。
トイレはボットン、洗面所や水道もない。
私営なのに州営と同レベルのファシリティ、こんなの初めて。
「シャワーはどこ?」と聞いたら「湖で!」と言われた。
最悪。
事前にそういった説明がなく、支払いを済ませてから発覚したから腹立たしい。
キャンプ場にお金を払うのは、ほとんどシャワーを浴びるのが目的、あとは充電とWi-Fi。
テントを張って寝るだけだったらその辺でできる、お金を払うようなことじゃない。
湖で水浴びはしたが、食器を洗ったりもできない。
条件としては前日の河原野宿の方がずっとマシだった。









日中通り雨があったが、よく晴れた。



この日も野宿。
3日間シャワーを浴びていないが、川で水浴びできるし洗濯もしている。
コーラ飲みたい。

翌日も晴れて、28℃、暑い。
コーラ飲みたいな。

プリンスジョージに到着。
人口7万人の大都市。
しかし調べた限り、キャンプ場は少なく、すごしにくそうな雰囲気。
WARMSHOWERSには継続してリクエストを送っているが、ずっと連敗中。

中心地から15kmほど北のHartという地区に滞在。
要はキャンプ場とスーパーさえあれば事足りるので、あえて街の中心に行く必要はない。

Hartway RV Park、1泊C$28(2239円)。
南下するにつれてキャンプ代も容赦なく上がっていく。
でも大きな街に着いたら連泊せずにいられない。
13年前は、アラスカ~カナダはほとんど連泊せずにぶっ続けで走り続けた。
当時は節約目的というよりは、単にパワーがあり余っていた。
今はもうそんなことできない、元気なつもりでいても年齢による体力低下は認めざるをえない。

シャワーがコイン式でないキャンプ場では、「Shower is free here!」と誇らしげに言われる。
いやいや、シャワーが無料なのは当たり前、別料金を取る方がおかしいんだよ。

Wi-Fiはまともだが、電源を取れるところが屋根なしなので、晴れると直射日光を食らい、雨が降ると充電できない。

キャンプ場から2kmほどのところに、スーパーやらマクドナルドやらがある。
せっかくサーモンの王国にいるので、買ってみた。


534gでC$4.11(328円)。





味はもちろん悪くないが、やっぱ刺身で食ってみたい。
いやどっちにしても、魚は箸で食べたい。

チョコレートクリームパイ。


822g、C$9.99(798円)。

ドル安が進んでますね。
もっともっといくらでも安くなってくれていい。


Prince George, BC, Canada

26464km



4 件のコメント:

  1. 通りすがり2019年8月9日 14:51

    初めまして。時折、拝見させてもらっています。
    既に知っているかは分かりませんが、8月7日にペルー北部の海岸線を走行中の日本人サイクリストがトラックに轢かれ、頭部を強く打って末、亡くなられたとの事です。ブログを見ている限り、ヘルメットはされていないようですが、その気持ちは私も理解できます(苦笑)後方から追突されてしまうケースは、サイクリストとして避け様もありませんが、くれぐれも事故などには気を付けて旅を続けてください!!良い旅を!!!

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    1. 初めまして(苦笑)!!!
      僕が知っている人と文調文体がよく似てます(苦笑)!!!

      日本で仕事をしている時は職業柄必ずヘルメットをかぶっていますが、その理由は安全のためではなくパフォーマンス、そういう役割を演じきらなければならないからです。
      もし自転車走行でヘルメットをかぶるとしたら、やはり安全のためではなく、とやかく言いたがる周囲の人たちへ向けてのパフォーマンスということになります。
      あるいはオーストラリアのように法律で義務付けられているところでは僕もかぶりますが、ともあれ僕はいろんな人からとやかく言われるような旅をしてます。

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  2. 自転車にとまるきれいな鳥。
    良い写真が撮れましたね。
    ぶら下がってるのは御守りですか?
    自転車もきれいですね。
    僕のより光っています。

    キャンピングカー客はシャワーは車内据付のを使うのでしょうか?
    今までアラスカ編を読んでいるとサイクリスト客は比べると少ない印象があります。
    シャワー必須と言えど少数派の客はあまり重視されてないのでしょうか。

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    1. この鳥、人間の食べ物の味を知ってしまったやつですね、走行中は見かけませんがキャンプ場で異様に接近してきます。
      出発前にいろんな人から餞別をいただいてます、お守りなんかは目に見えるようハンドルにぶら下げてます。
      キャンピングカー内部は家と同様ですから、中でシャワーを浴びる人が多いんじゃないですかね。
      でも水着で湖に入っている人たちもいました。
      サイクリストは他国に比べたらここは多いですが、経済効果としては矮小なんでしょうね、仕方ないです。

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