2019年8月26日

アイスフィールズパークウェイ 3

ウォーターファウルレイク。










天気回復。
しかし晴れたり曇ったり、不安定なカナダらしさ復活。



ふたつ目の2000m峠を越えると、ボウレイクが見えてくる。


ボウレイク。








クロウフット氷河。


この辺から、1日の走行距離をぐっと短くする。
美しい湖をゆっくり見たいからだ。

モスキートクリークキャンプ場。
人気ありそうには見えないが、フル。
でも空きスペースの草地にテントを張ってもいいようだ。
正規サイトも草地も料金は同じで、C$17.60(1399円)。

フランス人サイクリストと出会った。
南北アメリカ大陸縦断中、今回が初の自転車旅行らしい。
いかにも人の良さそうな感じで、話もはずんだ。
1年ほど大阪に住んでたこともあるらしい。



夕方になると、この草地にも続々とテントが張られた。

夜から冷え込み、翌朝は5℃。
前日の日中は暑くて、水着の白人女性が河原で日光浴していたというのに。
カナダでは、1日のうちに四季がある。

翌日。
走行中、路肩でベリーをムシャムシャと食べていたブラックベアと2mの至近距離で遭遇。

目が合ったので、
「あ、どうも」とあいさつしたら、
「オウ」と返してくれた。

ある程度距離をとった後、しばらく観察。
クマは僕のことなど気にせず、一心不乱にベリーを食べ続けた。



クマは1日で最大25万個のベリーを食べるとか。

ヘルベルトレイク。






途中でフランス人のエイドリアンに追いつかれた。

この日は30kmだけ進んで、レイクルイーズに到着。
レイクルイーズは、ジャスパー~バンフで最も人気の観光地。

午前中に到着、キャンプ場へ直行。
しかし、巨大なキャンプ場にもかかわらず、フル。

車はダメでもテントぐらい張れないかと、一応レセプションで聞いてみてもダメだった。
「モスキートクリークのキャンプ場へ行きなさい」
と無表情で言われ、ちょっとカチンときた。
「今日そのモスキートクリークから来たんだけど!」
しかもモスキートクリークもフルだし、掲示板に「レイクルイーズに行きなさい」と書かれていた。
従業員もマニュアル対応なんだろうけど、たらい回しは気分悪いものだ。
だいたい、どこにキャンプ場があるかなんて誰でも把握してる、そんな情報はいらん。

ビジターセンターで作戦を練る。
ここで電源を取りながらネットできる。

天気はまた下り坂のよう。
この日はここでは何も見ず、進み続けて後日またここに戻ることにした。

とりあえずバンフ方面へ向かう。
レイクルイーズからバンフまで60km、その気になればその日のうちに行けるが、どうせバンフもフルでしょう。
途中、3つのキャンプ場があったが、1つ目はRV専用、2つ目はフル、3つ目は工事中だった。
これで「野宿はしないでください」だなんて、がんじがらめもいいとこだ。

またエイドリアンに追いつかれた。
一緒に野宿。



誰にも見られなければセーフ。

ここは川がなく、水浴びできなかった。
シャワーはヒントン以来浴びていない。






Banff, Alberta, Canada



4 件のコメント:

  1. 天候の良し悪しはそれこそ天の気まぐれと言えどやはり晴天だと景色が映えて高揚しますね。
    以前に見た山岳地(ラダック、レー?うろ覚えです、ご容赦を)は草木もまばらな荒涼とした大地にそびえる峻厳さを感じましたが、こちらは森林が生い茂り雄大さと柔和さを感じます。
    でも油断すると痛い目にあう熊がいますが。
    これは頻繁に停車して撮影してしまいますね。

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    1. 内陸乾燥地帯のラダックと違ってここは海に近い多雨地帯ですから、生命の躍動があります。
      いずれも厳しい大自然ですが。

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  2. 壮大・・・・いいなぁこの景色
    俺今、精神的に疲れてるみたいだからこの景色を眺めているだけでも癒されるな・・・

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    1. 写真で癒やされるなら、まだまだロッキーの風景アップするよ。

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