必要な物
・パスポート
・顔写真1枚
・32000CFA(6071円) (90日マルチ)
コートジボワールビザは通常、オンラインで支払い、領収書と申請書をプリントアウトし、パスポートコピー、イエローカードコピー、ホテル予約確認書、顔写真などを携え、アポイントをとった上で大使館で申請する、との情報。
どうせ大量の書類を用意して大使館へ足を運ばなければならないのなら、オンライン申請の意味がない、かえって手間が増える。
オンラインのシステムを導入するなら、それだけで完結すべきだ。
でもビサウで申請すると、オンライン申請なし、パスポートと顔写真だけ持って大使館へ行けばビザをもらえる、との情報。
Google Mapsには記載されていない。
地図に示された場所に行ってみても、どの建物なのか判別つかない。
その辺の人に聞いて教えてもらった。
とても大使館には見えない、初見じゃまずわからない地味な建物。
目を凝らすと、たしかに「RÉPUBLIQUE DE CÔTE D'IVOIRE」と書いてある。
大使館でも領事館でもなく、旅行代理店みたい?
中に入ると、エアコンも扇風機もついておらず、淀んだ空気。
よくこんな暑いところで仕事できるな。
あいさつすると、「何?」みたいな鈍いリアクション。
英語を話せる人がおらず、とりあえず「ビザ、ビザ」と連呼してみる。
3人の従業員が「困ったな」みたいな感じでポルトガル語で話し合っている。
「Google翻訳を出してくれ」と言われて、僕のスマホにポルトガル語を入力。
正確な翻訳はされないが、どうやら12時にまた来い、とのこと。
幸い、宿から1kmほどなので、出直すのは大変ではない。
12時に再訪すると、英語を話せる人が現れた。
この人がいる時じゃないと申請できないということか。
なんともみすぼらしい申請書。
コピーのコピーのコピー、を何度も繰り返したようで、かつコピー機のスペックも前時代的なものなだろう、紙は黒ずみ、文字も斜めっている。
申請書はフランス語とポルトガル語のみだが、その人の指示に従って英語で記入。
コートジボワールでの滞在ホテルの名前と住所を記入するので、これはあらかじめ調べておく。
適当に調べただけで予約はしていないし、そこに泊まる必要もない。
入国予定日の欄もあるが、これも適当でいい。
90日マルチビザを申請。
コートジボワールに90日も滞在しないし入国は1回のみの予定だが、その次の国のガーナビザを取得するには、コートジボワールの90日マルチビザが必要なのだ。
こういった情報を事前に把握しておかないと、西アフリカ旅行は非常に困難なものとなる。
顔写真1枚を渡し、パスポートはホールドされる。
「翌々日にできるから取りに来て」と言われた。
翌々日は土曜日だが、大使館とは違ってここは土曜日も開いているようだ。
約束通り、翌々日の土曜日の午前中に取りに行ったら無事もらえた。
中にいたのは英語を話せないおばさん、無言で気だるそうに対応する。
パスポートを確認し、32000CFA(6071円)を支払う。
発行日からカウント開始される。
この女性以外誰もおらず、業務が行われているようには見えなかったので、もしかしたら僕のためだけに開けてくれていたのかもしれない。
それにしても、ここの人たちはふだんどんな仕事をしているのだろう。
Bissau, Guinea-Bissau
コートジボワールの国土を見るとセネガルの様な他国が大きく食い込んでいるわけでもなく、東進してガーナに行くだけなのになぜマルチビザが必要なのか??これには後にきっと大きな伏線があるに違いない!のか??
返信削除モーリタニア以降でしょうか、ずっとビザ代徴収が続きますね。
入国許可証と言うより正に通行手形そのものですね。
どれくらいの収益源なのかわかりませんが、いっそう廃止して開明的な国家と思われる方がよほど有益だと思います。
伏線ではないですが、ガーナビザを取得する時に改めて説明するつもりです。
削除ガーナは鉱物が豊富で経済が発展しており、他国からの出稼ぎが多く、密入国者や不法滞在者の増加が問題になっているそうです。
そのため入国制限を厳しくしており、ビザ取得はその大使館がある国の居住者のみを対象にしています。
日本人だったら日本にあるガーナ大使館でビザを取れ、ということです。
旅行者がガーナビザを取得するには、たとえばコートジボワールにあるガーナ大使館だったらコートジボワールの3ヶ月マルチビザが居住者と同等の効力を持つそうです。
それを知らずに1ヶ月シングルとかでコートジボワールに入国してしまった旅行者は、完全不可能ではないが大苦戦を強いられるようです。
通行料取りたいだけだろと思うような国が大半ですが、外国人を入れたくないという国も多く、赤道ギニアや中央アフリカなんかはあまりにも高額なビザで、外国人を拒絶しているとしか思えません。