2020年2月4日

オリサバ

写真だとフラットに見えるが、それなりにアップダウン。

 だからどうして高速道路にハバネロをばらまく?

標高2700mまで上昇、その後また下降。

メキシコで3番目に高い山、イスタシワトル山(5286m)。

長ったらしい名の街で1泊。
宿は280ペソ(1606円)。


メキシコで2番目に高い山、ポポカテペトル山(5426m)。

わざわざ噛みそうな、そしておぼえられなさそうなナワトル語のネーミング。

ポポカテペトル
ポポカテペトル
ポポカテペトル・・・


頻繁に噴火を繰り返している活火山。



やっぱ独立峰ってかっこいいな。


プエブラという都市を通過。
メキシコシティが東京だとすると、プエブラは横浜といったところか。
高速は首都高のごとく分岐と合流がめまぐるしく、路肩もあるんだかないんだかよくわからず、なかなかの緊張感であった。
もうしばらく大都市はいいや。

高速サービスエリアにあるコンビニOXXOにはタコス屋さんが入っている。

ケサディーヤ。

中にチーズが入っている。
日本のコンビニで売ってるブリトーはこれに近い。
1個32ペソ(187円)。
腹はまったく膨れない。

都市圏を抜けて、ホッと安心。

気持ち良いフラット。
何の障害もなくスイスイ進める日の方がレア。

メキシコ最高峰オリサバ山(5636m)。

中米最高峰でもあり、北米大陸としては3番目に高い山。


これは休火山だが、やはり美しい独立峰。
メキシコにある3つの5000m級高峰をたて続けに見ることができた。


田舎へ行くほど、といっても首都を離れてまだまもないが、イヌが増え、いちいちギャンギャン吠えられ追いかけられる。

なかなか高度な4人乗り。

おぼえる気になれない名の街で1泊。
宿は300ペソ(1721円)。

立派なホテルだが、客はほとんどおらず。

ベルを鳴らして10分ぐらい待って、ようやく人が現れた。
なんとなく嫌な予感はしたが、お湯が出ず、久々の水シャワー。
Wi-Fiも調子悪かった。

翌日、くもり。

オリサバ山、晴れてたらいい眺めだろうに。

雲が切れたか、と思ったら違う山だった。

見えたのは手前にあるまた別の山。
晴れたとしてもこの方向からだとオリサバは奥に隠れてよく見えないようだ。

標高2700mまで登った後、ひたすら下る。

この後、雲の中に突入。


視界は20mもない。
路肩なしの一般道だったら走行を断念するレベル。



メキシコ高原を抜けると、下れば下るほど山が険しくなるという不思議な体験ができる。
テーブルマウンテンのように頂上は広大な平原で、そこに首都もあるのだが、中腹は険しい山がちな地形となっている。
ここがまさにその中腹なのだが、何も見えやしない。



20kmほど雲の中を突っ切ると、ようやく視界が開けた。

雨。

車が止まって、菓子をいただいた。

ひたすら下って下って、標高900m。
コルドバという街。

今回のWARMSHOWERSはホステルのオーナーで、民家ではなくホステルに無料で宿泊させてもらえた。


Casa Bonita Hotel-Hostel

セルビア人の旦那さんと、メキシコ人の奥さん。
人口700万人の小国セルビア人に出会うのは非常に稀。
3年前にメキシコに移住したそうで、「2012年にセルビアにいた? 日本人自転車盗難事件を知ってる?」と聞いたら、「もちろん知ってるさ! まさか君!?」
当ブログにも繰り返し書いたが、僕にとってセルビアは特別な思い出の国。
彼とはすぐにうちとけて、興奮して話しこんだ。

奥さんは、IYEO(日本青年国際交流機構)という政府のプロジェクトで何度も日本に行ったことがあり、「日本はセカンドホームよ」と言っていた。



お二方とも流暢な英語を話す。
ただ旦那さんの方は、マシンガントークで話が止まらない。
そう、これがセルビア人。
ジェリコを思い出す。



ふたりはベトナムで出会い、メキシコでホステルを経営することに決めたそうだ。
飾り物、椅子、壁の絵など、すべて自分たちの手作業でオリジナルの宿を作り上げていく。
夢があっていいな。

ドミトリーは僕ひとりで独占。

各ベッドにコンセントと照明、ちょっとした物を置くミニテーブルも気が利いている。

今のところメキシコのホステルでは、だいたいコンセントを確保できている。
ペンションアミーゴは建物がとても古くコンセントも不便で、閑散期だったから確保できたが繁忙期だったら難しかったかもしれない。
ホステルをやっていくなら各ベッドにコンセントは絶対必須、建物が古かろうが経営側がなんとかアレンジするべし。

難点は、ここにはキッチンがない。
基本的にはホテルで、一室ドミトリーがあるというだけのようだ。
ホステル的なサービスはない。

外食で腹を膨らますのは難しい。
特に日曜日は閉まっている店が多く、開いてたとしても僕が行く時間帯には準備中だったりする(準備中なら閉めとけや)。
まだよくわからないが、僕が腹を空かせて街をさまよっている時に限ってレストランはやっていない。
運良くありつけたとしても、一食じゃとても満腹には程遠い。
アメリカよりは格段に安くなったものの、メキシコでも腹一杯食べるとしたら相当な額になるだろう。
結局、最も手堅いファーストフードKFCがあったので行ってみた。
Mega Boxとかいう109ペソ(629円)もするメニューでも子供のおやつほどのボリュームで、その後スーパーでケーキ3個と菓子数点を買ってなんとか落ち着かせたが、依然ひもじい。


Veracruz, Mexico

37544km



3 件のコメント:

  1. セルビアでの日本人自転車盗難事件へのリンク、ありがとうです。
    凄いの一言です。

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    1. 年月が経って記事も削除され、ブログも形式が変わって見づらくなってしまいました。
      YouTubeで「Premijer Ivica Dacic vratio Japancu bicikl」で検索すると当時の動画がまだ残っています。
      2018年セルビア再訪の時の記事もまだ残っています。

      http://www.rts.rs/page/magazine/ci/story/501/zanimljivosti/3302906/japanac-kojem-je-ukraden-bicikl-posle-sest-godina-ponovo-u-beogradu.html

      https://www.b92.net/putovanja/zanimljivosti.php?yyyy=2018&mm=10&dd=22&nav_id=1459076


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  2. 映像を確認できました。
    凄い経験されましたね。
    ありがとう。

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