2019年9月18日

カナダ(ホワイトロック) → アメリカ(ブレイン) 国境越え

2ヶ月半滞在したカナダとおさらば、アメリカへ。
雨の国境越えは嫌なものだが、国境が近づく頃には天気回復。

アラスカ→カナダの時と同様、入国審査のみで出国審査はなし。
カナダ側にはイミグレーションはなく、出国手続きせずにアメリカ側のイミグレーションへ。

高速の料金所のように多数のレーンがあり、たくさんの車が並んでいる。
やはりアメリカ、一台一台の手続きに時間がかかっている。
もう少しで僕の番、というところで係員がやって来て、「自転車はここじゃない、あの建物へ行け」と言われた。
何だよ、先に言ってくれよ。

歩行者自転車用の建物へ入ると、50人ぐらいが並んでいた。
しかも、全然流れている感じがしない。
マジか。

皆、黄色い用紙を持っていたり、何かの書類を抱えている。
「CASHER」と書かれたデスクもあり、そこでお金を払っている人もいる。
家族や友人などグループばかりで、単独で来てるのは僕ぐらい。
かれらはバス移動だろうか。
今までのイミグレーションとは一風変わった空気。
僕はパスポート以外何も持っていないが、動じることはない。

並んでいる人数に対して対応する係員の数が少なすぎる。
1時間20分待ち、僕の番が来た。
質問の数は多かったが、特に難しいことはなかった。

ただ、ひとつの事実が判明。
アラスカに入国したのが6月7日、その時もらった滞在期間が6ヶ月。
一度出国してカナダからアメリカに再入国するわけだが、アラスカ入国時にもらった6ヶ月が現在も継続中だという。
つまり、アメリカ再入国は問題ないが、リセットされて新たに6ヶ月もらえるわけではなく、12月6日までに出国しなければならないということだ。
それ以降にまたアメリカに入国する時に初めて、新たに6ヶ月がもらえる。

これは想定外。
ビザ申請時にどこかにこういったルールが書かれていたのかもしれないが、把握してなかった。
アメリカもじっくり時間をかけて旅するつもりだったのに、あと2ヶ月半じゃ足りない。
これはちょっと考えなければならない。

質疑が終わると、スタンプが押された黄色い用紙をもらい、建物外に出て、一般道へ出るところで係員にその用紙を渡して、終了。

所要トータル1時間半。


Everett, Washington, USA



2 件のコメント:

  1. アメリカ入国おめでとうございます。
    結局クマ撃退スプレーを使う局面はなかったですね。
    いや人工的な国境を越えただけ山並みはまだ続くのでまだわかりませんね。

    隣接してる国はカナダとメキシコのみ。
    陸路自転車で短期出入国するのはあまり現実的な案とは思えませんね。
    格安LCCでも乗って他国と短期出入国するとか。
    あまた不如意の状況を切り抜けたきた亮さん。
    どうされるかもアメリカ紀行楽しみにしております。

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    1. この辺は都市圏ですが、山間部ではクマもバイソンもいます。
      ベアスプレーはクマよりも、中南米で対人護身用として使う可能性の方が高そうです。
      ルート、プランは走りながら決めていきます。

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