2018年11月18日

ワルシャワ 1

ポーランド人といえばこの人。


フレデリック・ショパンはワルシャワ郊外で生まれ、ベルリンやウィーンへと移り住みながら、39歳でパリにて没。
彼の生きた19世紀にはポーランドという国は存在しなかったが、ポーランド人としての民族意識を強く持ち、その短い生涯を通して祖国への思いを馳せた。

市の中心地に立派なショパン博物館があり、さっそく行ってみたが、行く価値なかった。
一体何がやりたいのか、何を見せたいのか、何も伝わってこなかった。

なので僕の好きな演奏をいくつか勝手に貼る。





大のショパン嫌いで知られているグールドが唯一レコーディングで残したショパン曲。


ショパン嫌いなのに、どんなショパン弾きの演奏よりもクセになる。
ロマン派的センチメンタリズムを拒絶した、なんともグールドらしい演奏。

















Nowogrodzka 31 Hostelに投宿。
ドミトリー1泊23ズウォティ(685円)。
ポーランドはそれほど人気観光地ではない上に閑散期、のはずだが人気の宿は埋まっていたので、やや低評価のこの宿を選んだ。

この宿は、市の中心部で立地だけは良い。
しかし客層はまた労働者が多い。
インド人、ロシア人、ウクライナ人、など。
フレンドリーに話しかけてくれる人が多いので少し心を開いてしまうが、ウォッカ漬けのロシア人がしつこくからんできたりする。
極狭の部屋に6人が押し込められ、オッサン臭と酒臭さが鼻を突く。
洗濯物を干すところがないのでベッドに干しているのだが、服が全部臭くなる。
深夜でも声のボリューム調整をまったくせず大声で話す人、イビキの音量がとてつもない人、目覚ましが鳴っても一向に起きずにいつまでもアラームを轟かせる人。
ロッカーが人数分なく、さすがにこの客層では僕も警戒レベルを上げて、トイレに行くにもシャワーを浴びるにも、常に貴重品は身につけておく。
カメラやPC等は常には持ち歩けないのでベッドに置きっぱなしにすることもあったが、何も盗られなかった。
まあ、マナーは悪くても盗みを働く人たちには見えなかった。

Booking.comでの上位・高評価の宿に日本人が多いのはわかる気がする。


Warszawa, Poland



2 件のコメント:

  1. ショパン博物館、しかし写真すらないとは。
    欧州の風景は田舎、大都市でもうまく言えませんが心が惹きつけられます。
    無味乾燥な四角いビルばかりが建つ日本の都会しか知らない者の憧憬でしょうか。

    母もポーランドが大好きです。
    ちょくちょくブログ読んでるみたいです。

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    1. 大戦~冷戦期の貧困で発展が遅れているとはいえ、こちらは広い土地に重厚な家屋、統一感あるデザイン、日本にはないですね。
      僕もポーランドは良いと思います。
      ショパン博物館は、入館時にもらったカードを各コーナでピッとやるとヘッドホンから早口の英語で無機質な説明が流れたりするだけで、心打たれるようなものは一切ありませんでしたし、生前のショパンを実感させられるような遺品でもあれば写真も撮ったと思います。


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