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2018年10月14日

ルーアニア(カラファト) → ブルガリア(ヴィンディン) → ブルガリア(ブレゴヴォ) → セルビア(ネゴティン) 国境越え

ブカレストからブルガリア国境までの約320kmはのっぺりとした農場が続き、写真1枚も撮らず。

強いて言えば、キャンプしたところがイバラの森で、一度に2ヶ所パンクし、クロックスの裏もトゲだらけになり、寝る時に頭がチクチクするなと思ったら頭にトゲが刺さったまま寝ようとしていたりなど、いろいろ痛い一夜があった。

追い風感はあまりなかった。

イヌに追われる頻度は日に日に減ってきた。

ルーマニア人は、ガンガンからんでくるわけではないが、かといって無愛想ぶっきら棒というわけでもなく、ほどよく穏やかでやさしかった。
田舎街でも英語はある程度通じる。

ルーマニアレウ。




ルーマニア → ブルガリア
ドナウ川が国境となる。
橋のかなり手前にイミグレーションがある。
大型トラックが列をなしているが、歩行者自転車は専用レーンに行く。
他に越境者はいないので待たされることもなく、質疑も荷物チェックもなし。
ここでルーマニア出国スタンプだけでなくブルガリア入国スタンプももらえる。
両国ともにEU加盟国でありながらシェンゲン非加盟国なので、両国間で何か協定を結んでいるのかもしれない。
ブルガリア側にはイミグレーションも何もないので、逆方向の人は出国スタンプをもらわずにルーマニア側まで来てしまうから不安になりそうだ。

90日以内の滞在であればビザ不要。

立派な橋、広い歩道もある。


美しく蒼き。




両国側ともに小さな街があるが、ATMや両替所などは確認していない。

ブルガリアはわずか40kmの横断。
お金をまったく使わずに、というか使う店もないほど農場が続くだけ。

ルーマニアのSIMでそのままネット接続できた。
もしかしてEU加盟国は共通で使えるものなのだろうか。



ブルアリア → セルビア
両国側ともにイミグレーションでパスポートを渡してスタンプをもらうだけ。
他に越境者はいないので待たされることもなく、質疑も荷物チェックもなし。

90日以内の滞在であればビザ不要。

ブルガリア側のブレゴヴォは小さな街で、ATMも両替所も確認してない。
セルビア側は13km先のネゴティンの街まで行けばATMも両替所もある。


Negotin, Serbia

9345km



2018年10月9日

ブカレスト

首都ブカレスト。








噴水大好きかよ。



季節は秋に向かっているが,、だいぶ南下したので暖かくなってきた。
日中は20℃以上ある。



チャウシェスクの館。


古代よりダキア人が居住したこの地にローマ帝国が侵入して混血し、今も民族的言語的にラテン系であり、国名もそのまま「ローマ人の国」という意味で「Romania」となっている。
オスマン帝国、オーストリア、ハンガリーなどによる支配を経て、1878年に独立。
第二次大戦後はソ連の圧力によって共産化、社会主義国となった。

1974年に大統領となったチャウシェスクは独裁政治を強め、贅沢三昧な生活を送った。
そんな中で建設されたこの「国民の館」は、アメリカの国防総省ペンタゴンに次ぐ世界で2番目に巨大な建造物であり、贅の限りを尽くした絢爛豪華なつくりとなっており、現在も議事堂として使われている。

一方で国の経済は破綻状態で、食料も物資も不足して国民は貧窮していた。
ソ連末期に東欧諸国が民主化へと動き出す中、ルーマニアでもチャウシェスクへの不満が爆発し、1989年に革命が勃発、大統領夫妻は逃亡したが身柄を確保され、夫婦ともに銃殺刑された。
処刑の様子はテレビで世界中に放送され、ベルリンの壁崩壊と並んで東欧民主化の象徴的事件となった。

2007年EUに加盟。





ようやく、両替所でモルドバレイを両替できた。
日本円からイスラエルシェケルまで、幅広く扱っている。





英語の通用度はとても高い。
冷戦中はソ連の影響下にあったとはいえ、やはり旧ソ連諸国とは明確な違いを感じる。







日本のようなコインパーキングがないのはもちろん、家にも車庫がないのか、完全に道路が駐車場になってしまってる。




車道と歩道の間に駐車スペースが設けられていれば邪魔にならない、でもこれでも足りないんだろうな。


Cozyness Hostelに滞在。
ドミトリー1泊32レウ(891円)。

今までの宿と明らかに質が違う。
まず、客が皆外国人旅行者。
すれ違えばあいさつするし、流暢な英語で会話もするし、礼儀、マナーも悪くない。
スタッフもちゃんと仕事してくれる。
建物の構造上ちょっと不便な点もあるが、人が良ければリラックスできる。
これが旧ソ連とEUの違いか。

日本人2人と出会った。
他に東洋人はいない、やっぱ日本人旅行者って多いんだな。









僕がつくるメシはどこへ行っても大好評。
「おいしそう!」
「いい匂い!」
「You are a good chef!」
と皆さん絶賛してくれる。



イラン人のグループに豚肉をごちそうになり、酒を飲まされた。
「本当にイラン人? ムスリム?」
「無宗教のイラン人だっているんだよ、おれは豚肉食べるし酒も飲む。」
そうなのか。

酒を飲むと眠れなくなるのは僕だけだろうか。
動悸が激しくなり、心臓がバックンバックンと胸を打ちつけ、覚醒して目が冴え、まったく眠気がやって来てくれず、深夜3時頃になってようやく眠れた。



ペダル交換した。


ウクライナからどうも、ペダルに違和感があった。
外してみたら、シャフトが若干曲がっている。
心当たりは、やはり飛行機に乗った時に乱暴に扱われたせいだろう。
今まではパッキングする時にペダルまで外したことはなかったのだが、最近やけに扱いがひどい、今後はペダルも外すべきだろうか。
近くの自転車屋で100レウ(2779円)で購入。

フレーム交換代にしてもこのペダルにしても、弁償はしてくれないだろうけど、あなたのせいでこれだけ損害を被っているんですよというのを航空会社に見せつけてやりたい、知るだけでいいから知らしめたい。

予報によると、明日からは追い風になりそうだ。
期待。


Bucharest, Romania



2018年10月8日

モルドバ(ジュルジュレシュティ) → ルーマニア(ガラツ) 国境越え

ウクライナ → モルドバの時と違って、ここは車での越境がメイン、歩行者は見かけない。

モルドバ側
パスポートコントロールで出国スタンプをもらうだけ。
質疑も荷物チェックもなし。

数百mの緩衝地帯を越えて、ルーマニア側へ。
写真撮るの忘れてしまったが、ドナウ川が国境となっている。
ドナウ川は全長2850kmでヨーロッパ最長(ロシアをヨーロッパとみなさなければ)。
6年前にドイツやオーストリアでドナウ川沿いの自転車道を走りセルビアでも見た。
ルーマニア東部で黒海に注ぐ。

ルーマニア側
数台の車が並んでいて、車の中をチェックされているようだった。
僕はどこへ行くべきかわかりにくかったので、その辺の係員に聞いた。
係員は英語が話せて、職務質問というよりは興味本位で僕にいろいろ質問してきて、冗談も言い合って、雑談になった。
荷物チェックは口頭で質問されただけ。
「武器は持ってるか? ドラッグは持ってるか?」
仮に持ってたとしても「持ってない」って答えるよ。
係員はフルーツを食べながら僕のパスポートにスタンプをした。
「おまえも食べるか? 持ってけよ。」
なんだかモルドバ人とはだいぶ気質が違うな、本当に同民族?

90日以内の滞在であればビザ不要。



係員からもらったプルーン。


モルドバ側には国境近くに数軒の店、GSあり。
GSにはATMあり、Wi-Fiあり。

ルーマニア側には何もなし。
約15km先にあるガラツという街まで行かなければならない。

ガラツの街には両替所がたくさんあるが、余ったモルドバレイを両替してくれる店はない。
ドル、ユーロ、ルーブル、スイスフランなどは扱っていて、隣国の同民族の通貨は扱わないなんて、不憫だな。

Orange storeでSIM購入。
1ヶ月有効で56GB、28レウ(784円)。
56GBと聞いて「えっ!?」と聞き返してしまった。
そんな使い切れるわけないよ。

SIMを買って、いつでもどこでもネットができるという無敵感。
モルドバでは買わなかったが、やはり不便だった。
一度この便利さを味わってしまうと、後戻りできなくなるな。

ここルーマニアから、EU圏に突入。
しかし、街並みは相変わらず共産チック。




まだまだ「鉄のカーテン」の内側。
ソ連圏は実に広大だ。

ブライラという街で、ドナウ川。


EU圏に入ったからか、CarrefourとかLIDLとか、ヨーロッパ定番のスーパーが現れるようになった。
チョコチップクッキーも売ってる!
まったく、こいつは麻薬だぜ、切らすと禁断症状が出やがる。



ルーマニアの面積は本州と同じぐらい、人口は1900万人。
中部から北西部にかけては山脈もあるが、この辺の南部は平原。
アップダウンはなくなったが、都市を結ぶハイウェイで交通量が多いのに、道幅が狭い。
強めの横風で、トラックとすれ違うとさらに突風が吹き、ハンドルがブレる。



イヌは相変わらず。
すべてのイヌが攻撃してくるわけではないが、ちょっと増やしすぎなんじゃないのってぐらい、あちこちイヌだらけだ。
路上には、轢死体も数多く放置されている。
どんな事情があるのか知らないが、野生動物じゃないんだから、人間の管理に問題があるはずだ。



メインロードをはずれて、しばらくセカンドロードを進む。




また未舗装になるかもとちょっと不安だったが、ちゃんと舗装されているし、圧倒的に交通量が少ない。
静かで気が休まる。









首都ブカレストまで、再びメインロード。


路肩未舗装なので車道を走る。
しかも車道の端だけ路面が滑らかじゃない。
すごい交通量、この狭い道幅で車はすごいスピードで僕のすぐそばをかすめて行く。
気が休まらない、緊張しっぱなし。


Bucharest, Romania