2019年1月5日

北海ルート

晴れた、しかも追い風!




快適。
自転車ってこんなに快適だったっけ、ていうぐらい、ニューパーツはスムーズに回転してくれる。



海岸沿いの小さな街で、WARMSHOWERSで民泊するアポイントをとっていた。
が、ベルを鳴らしても誰も出てこない。
電話してみたら、忘れてた、と。
今は外出中で、19時になったら帰宅する、と。
当日の朝もちゃんと「16時ぐらいに到着します」とメッセージを送って、予告通り16時に到着したのに。
ホストは60代のおじいさん、こういうこともあるか。
しかし3時間も見知らぬ田舎街で時間をつぶすのは無理。
幸い、海岸沿いにはちょっとした森が点在していたので、キャンプすることにした。
まあ、キャンプに適した場所があるなら、別に民泊じゃなくてもいい。
夜は雨が降ったけど、よく眠れた。



やはり雨は降る。
隅々までクリーニングした自転車、あっという間に砂利だらけになった。

時折雲が切れて、青空。
うっとり見とれてしまうひととき。




オランダ、面白い国だったな。
さらば、世界一自転車にやさしい国。


Ghent, Belgium



2019年1月4日

ロッテルダム 2

オランダ第2の都市ロッテルダム。
20世紀後半は世界一の貿易量を誇る港であった。
現在は上海、シンガポールに次ぐ世界第3位の港。

第二次大戦中、オランダは中立であったがドイツに一方的に宣戦布告され、ロッテルダムの中心地は爆撃を受けて焼け野原となった。
その後再建され、奇妙なデザインのモダンなビルが立ち並んでいる。





Window Cleanerに対する挑戦としか思えない、奇天烈なビルの数々。













何が大変って、内側のガラスも清掃しなきゃならないんですよ。










旅をしていると、いろいろな物が同時期にバタバタとダメになることがある。
自転車パーツ、靴、そしてケツが破れた。


自転車パーツは完璧にそろったが、短パンはこの季節はどこへ行っても売っていない。
参ったな。
ゆっくり買い物したかったし床屋にも行きたかったけど、パーツ交換でパワーを使い果たし、他のことは次の都市にまわすことにした。

同じくタジキスタンで出会ったドイツ人サイクリストのダビッドがロッテルダムに会いにきてくれた。
ダビッドとは一緒に走行もしたしキャンプもしたし、いつも冗談交じりで楽しい時をすごした。
彼はJeroenともタジキスタンで会っている。
3人で会うのは初めて、それにしても電車で5時間もかけて来てくれて、「クレイジージャパニーズに会いに来たぞ!」だなんて、うれしいじゃないか。

もう一人、僕は初対面だがバックパックで中央アジアを旅したオランダ人も加わって、チャイニーズレストランへ。


聞いた話では、ロッテルダムでは人口の半分以上が移民だという。
黒人、アラブ人、トルコ人、中国人などがたくさんいる。
各国のレストランやマーケットが集結しており、このチャイニーズレストランも大賑わいだった。

大晦日はJeroen宅で。










「リョウが全部食べてしまうから気をつけた方がいい。」
「今日はリョウのための食料の買い出しで一日費やして疲れたよ。」
と皆、僕の大食いを逐一ネタにする。
サイクリストの集まりなのに、しかもデカイ体して、皆たいして食べないんだよな。
でも僕以外は皆酒をたくさん飲む。

一晩中、外で花火の音が轟いていた。

日本より8時間遅れて、新年を迎えた。
今年もよろしくお願いします。



チーム・パミール。



ダビッドとお別れ。


ロッテルダム出発、Jeroenともお別れ。



Ghent, Belgium

13200km



2019年1月2日

ロッテルダム 1

明けましておめでとうございます。
旅を始めて9ヶ月半。
今一番食べたいものは、お餅です。

ロッテルダムでは、タジキスタンで出会ったオランダ人サイクリストのJeroen(とても難しい発音でどうカタカナ表記していいかわからない)のお宅へ招かれた。
早口英語で会話についていくのが大変だが、ナイスガイなジェントルマン。
Jeroenのガールフレンドも早口英語で、これはもうフィーリングでやっていくしかない。
ふたりは年明けにキューバへ自転車旅に行くらしい。

ツーリング向けの自転車屋を知っているというので、連れて行ってもらった。
僕の自転車は、プロに見せたら怒られそうなレベルで、多くのパーツがひどく摩耗していた。
雨天エリアを抜けてからパーツ交換するつもりだったが、もういいかげん限界だし、せっかくいい店を紹介してもらったので、これを機に一新。
さすが自転車大国の店だけあって豊富な品ぞろえ、僕の望んだ物はすべてうまいことそろった。



総額€390(49347円)。
ひとつひとつ吟味しながら、ディスカウントしてもらいながら選んだが、それでも大出費。
自転車旅は交通費無料だが、維持費は時に数万円単位で吹っ飛ぶ。
必要経費。

オランダは小国で人口も多くはないが、世界中でオランダ人サイクリストと出会ってきた。
それだけ自転車旅が根付いているということで、ツーリング向けパーツをそろえるならオランダが最も適している国かもしれない。
(ただし街中でよく見る店は街乗り向けが多く、用途に応じた店選びが必要。)

BIKE4travel

作業場として、Jeroenの近所の友人宅を提供してもらった。
一家帰省中で不在となった家を、見ず知らずの旅人に使わせてくれるなんて、オランダ人、心が広すぎる。



まずはホイール。
現時点では、ホイールは問題ない。
ブレーキングでリムのサイドウォールが少し歪んでしまっているが、スポークは1本も折れることなく、健闘してくれた。
しかしアフリカ入りしてからホイール崩壊してしまったら現地購入は無理、ヨーロッパにいるうちに交換して安心したい。

オランダメーカーのRYDE SPUTNIK。


ツーリング界ではそれなりに知られているリム。
フレンチバルブが主流のヨーロッパでアメリカンバルブ用のリムを発見できたのはラッキー。
スポークはフロントが262mm、リアが262mm(左)と260mm(右)。
ハブはSHIMANO XTを継続して使用。



振れ取り台なしでもうまく組めた。
自分で組んだホイールがまっすぐ回転してくれる、この満足感。

次に、駆動系パーツ。
どれもこれも摩耗しきって、とうに寿命を超えてしまっている。

クランクは、今まではセットで買い替えていたが、今回はチェーンリングだけを交換。


取り付ける位置が決まっているので、間違えないようにセット。


チェーンリング交換にはT30という星型の工具が必要、これは店で無料でもらった。


リアディレーラーのプーリー交換。


これも初めてやる作業。
六角レンチだけでできる。
ガイドプーリーは向きの指定はないがテンションプーリーは歯の向きがある、とか初めて知った。



カラーがシルバーだと、グローブで触っただけで汚れがついて薄汚く見えてしまう。




チェーンとスプロケットも交換。


最近のチェーンは、ピンではなくリンクで接続するのが主流のよう。
工具いらずで楽ではある(でも最初の長さ調整でチェーンカッターは必要ではある)。

変速もスムーズに調整できて、完璧。

今回の旅で初のタイヤ交換。


バーテープも交換。


コンプリート!


2日半かかった。
大がかりなパーツ交換は、はずれるはずのパーツが固くなってはずれなかったりとか、いつもどこかで壁にぶち当たる。
近所の自転車屋に二度ほど足を運んで助けてもらった。
新年よりもクリスマスの方が重要なヨーロッパでは、年末年始の休日は1月1日だけで、大晦日なんかはどの店もたいてい営業している。





ネコとふたりきりの生活。


パソコンやろうとすると膝の上に乗ってくる。




ベッドに居座られてしまった時はどうすればいいの?



Rotterdam, Netherlands