ホログから東へのびているパミールハイウェイ。
僕はワハーンとパミールハイウェイの両方を走ってみたかったので、前半は遠回りしてワハーンを、後半はパミールハイウェイに合流するルートをとった。
一気にスピードアップ。
気分良く鼻歌交じりになるが、すぐに息が切れる。
僕は高山病になりやすい体質だ。
ふだんから人の2倍も3倍も飲み食いしなければ生きていけない高燃費人間だからなのか、酸素に関しても同様で、空気が薄くなるとすぐに酸欠になる。
この程度の高度でも油断は禁物、深呼吸しながらゆっくり進む。
アスファルトっていってもこんなんだけど。
村が現れた。
ホームステイは豊富にある。
しかしワハーンの村よりも貧相で不便。
ネットは相変わらずつながらない。
タジキスタン東部の山岳地帯はパミールと呼ばれる。
「パミール」はペルシャ語で「世界の屋根」。
「パミール」はペルシャ語で「世界の屋根」。
パミール人はタジク人と同じくイラン系アーリア人だが、タジク人とは異なる言語を話す。
湧いてる。
湧いてる。
標高4137m、やはり標識なしの峠。
しかし標高4000mを超えてもまだちゃんと舗装されてるなんて、すごいじゃないか。
タジキスタンらしくないぞ。
ウズベキスタン人のサイクリストなんて初めて出会った。
オペラ歌手だそうで、僕の前で大声で歌ってみせた。
こっちは鼻歌でも息が切れるのに、タフなじいさんだ。
久々に1日で100km以上走った。
Sary Tash, Kyrgyz