2018年7月15日

ムルガブ

標高3600m、ホログに次ぐパミール第2の街ムルガブ。


あまり期待しないようにとは思っていたけど、十分ガッカリさせられるショボさ。





街一番のまともな(?)ホテル。


ドミトリー1泊US$10。
レストランあり、ミニショップあり。

ここでまたティナと再会した。

他にもっと安そうな宿もあるが、少しでもまともなサービスを期待して、旅人はここに集まる。
お金をかけて車やバスで移動するグループ旅行者も、他にまともなホテルがないからここに来る。
日本語も聞こえてきた。

ムルガブには電気が通っていない。
いつもそうなのか、この時たまたまだったのかはわからない。
この街一番のホテルにはジェネレーターがあって、18時半~22時の間だけ発電してくれる。
この時間帯にあらゆる電子機器をまとめて充電する。
部屋にはコンセントがひとつしかないので、ルームメイトとうまくシェアしなければならない。
ホットシャワーが使えるのもこの時間帯のみ。
Wi-Fiはない。

ここに到着した日はSIMでネット接続できたが、翌日はまったくつながらなくなった。
日付を確認したら、SIMを買った日からちょうど1ヶ月が経過していた。
有効期限が1ヶ月だったということか。
どうして購入時にそういう説明してくれないかな。

幸い、バザールにメガフォンショップがあると聞いたので行ってみた。


電気が通っていないのに携帯ショップが機能しているのか疑問だったが、メガフォンショプの屋根にはソーラーパネルが付いていた。

チャージして再びネット接続できるようになったが、本当に本当に遅い。
写真1枚アップするのに数分、いやアップできればまだマシで、「アップロードできませんでした」となることも多い。
これは、お金を取っていいレベルのサービスではない。

そんなわけで、ここでもブログアップは断念。
Facebookにだけ簡単な近況報告をしておいた。



それにしてもこのバザール、、、コンテナ!







見おぼえのある帽子をかぶった人たち。
キルギス族だ。

5年前に中国新疆ウイグル自治区でキルギス族にお世話になった時、お父さんがこの帽子をかぶっていた。
↓この人。


人々の顔つきは、今までのロシアっぽさが薄れ、モンゴロイドっぽさが濃くなった。
このまま東へ向かえば中国新疆ウイグル自治区、すぐお隣りだ。

ちょっと品ぞろえのいい店の中の様子。


必要なのは水と食料、日用消耗品ぐらいなので、これぐらいの品ぞろえでも十分。
自転車用品やアウトドア用品は、パミール、いやタジキスタン全域で入手は期待できない。
入国前に十分に備えて、走行中に深刻なトラブルが起きないことを祈るのみ。

ちなみに、ここからタジキスタン出国まで、ネットは一切つながらなかった。
タジキスタン、世界で最もネットと道路の整備が遅れている国の候補に挙げておこう。


Sary Tash, Kyrgyz