こう見えても標高3500m。
しかし暑い。
なんて暑さだ。
無人地帯のはずだけど、また唐突に遊牧民家が。
英語で「Come! My House! Tea! Bread!」と言ってくる。
この時は別に休みたくもなかったし水と食料も足りていたし、何よりもトラップの匂いがプンプンしたので「No thank you.」と言った。
すると「No problem! Come! Come!」としつこい。
タジキスタンの人はいつもそう、こちらの「No thank you」が一度で通じたためしがない。
時にそれはかれらなりの親切心友好心なのかもしれないが、こちらとしては同じセリフを繰り返したくないのでその後は口を閉ざすようにしている。
アフガニスタン側にはラクダが。
国境走行はここでおしまい、ここから北へ。
峠へ向かっていくこういう道の方が僕好みではある。
この川の水は一見きれいだが、上流の方でも家畜がいたのでそのまま飲むのはお勧めしない。
標高4200m。
道路から見えてしまうが、車が通るのは数時間に1台程度。
大丈夫でしょう。
4000mを超えても、日が照っているとまだ暑い。
日が沈んでからようやく涼しくなった。
この高度だとスパゲティがうまく茹で上がらず、まずい。
カルグシュ峠(標高4344m)。
看板も何もない。
誰もいない。
ひとりじめ。
Sary Tash, Kyrgyz