2019年11月5日

グランドキャニオン国立公園



園内に入ってからもしばらく登り続け、標高2300mほどでゲートが現れる。

1年有効パスを購入。

アメリカのすべての国立公園で使える1年パス、$80。
パスなしだと一度の入場で$35ぐらい取られるので、複数訪れるならパスを買った方がお得。
とはいっても$80、実感としてのお得感はない。

イエローストーンの時はホストがパスを持っていたので、それで通れた。
人数ではなく乗り物ごとに入場料が課せられるので、ゲートの手前でヒッチハイクしてそこだけ車で通過すれば払わずに済む、というセコいことを考えてたら恥ずかしくなった。

ゲートからまもなくして最初のビューポイント、デザートビュー。


遠くに細々と流れるコロラド川が、4000万年かけて侵食して形成された峡谷。


深さは平均1200m、長さは446kmにおよぶ。
浸食は今もなお続いており、いずれはモニュメントバレーのようになるとも言われている。


このデザートビューには立派な店があり、食料もそこそこそろっている。

無料でスプリングウォーターも汲める。 


その後もビューポイントがいくつもあるが、見栄えはどこも大差ない。
デザートビューだけ見て引き返しても良かったのだが、観光中心地であるサウスリムにキャンプ場があるので、そこまで行く(シャワー浴びたい、充電したい)。

グランドビュー。



国立公園に入ってから、いかにも野宿しやすそうな森が続くが、公園内は野宿禁止。


エルクかな。



またパンクしながらも、なんとか夕方にサウスリムに到着。

マザーポイント。






グランドキャニオンは最も有名な国立公園かもしれない。
サウスリムは広大な敷地で、ひとつの街のようになっている。
それでも全域で電波なし、Wi-Fiなし。

立派なスーパーがあって驚いた。

食料はもちろん、アウトドア用品もそろっている。

キャンプ場で1泊。
個別サイトは$18だが、サイクリスト&ハイカー用テントスペースで他の客とシェアするなら$6。
なんと良心的、すばらしい。


カナダの国立公園もこれを見習うべきだ。
車も自転車も同等に扱って個別サイトに入れていったら、あっという間にフルになるし、広いスペースを必要としないサイクリストは割高感を抱き続けることになる。

ただ、ここは支払いはカードのみなのだが、レセプションのコンピューターがフリーズしてしまったようで、翌朝チェックアウトする時にでも払ってくれと言われた。
天下のアメリカの超有名国立公園で、なんとお粗末。

ランドリーがあるが、20時で閉業、ラストウォッシュは18時半と書かれていた。
到着したのが夕方だったので諦めて、シャワーで手洗いすることにした。

キャンプ代は良心的だが、シャワーは非人道的なコイン投入式。
なんと5分で$2.50。
25セントコインを10枚も入れる。
旅慣れしている僕は、身体を洗うのも手洗い洗濯も見事5分で終えた。
シャワーも20時までなので、のんびりしてたら逃してしまうところだった。

ランドリーにコンセントがあり、充電できる。
20時閉業でスタッフが掃除を始めたがそれでも居座り、21時になって「もう閉めるから出ていってちょうだい」と言われるまで粘った。
完全充電は果たせなかったが、まあもつだろう。


Page, Arizona, USA