2ヶ月半滞在したカナダとおさらば、アメリカへ。
雨の国境越えは嫌なものだが、国境が近づく頃には天気回復。
アラスカ→カナダの時と同様、入国審査のみで出国審査はなし。
カナダ側にはイミグレーションはなく、出国手続きせずにアメリカ側のイミグレーションへ。
高速の料金所のように多数のレーンがあり、たくさんの車が並んでいる。
やはりアメリカ、一台一台の手続きに時間がかかっている。
もう少しで僕の番、というところで係員がやって来て、「自転車はここじゃない、あの建物へ行け」と言われた。
何だよ、先に言ってくれよ。
歩行者自転車用の建物へ入ると、50人ぐらいが並んでいた。
しかも、全然流れている感じがしない。
マジか。
皆、黄色い用紙を持っていたり、何かの書類を抱えている。
「CASHER」と書かれたデスクもあり、そこでお金を払っている人もいる。
家族や友人などグループばかりで、単独で来てるのは僕ぐらい。
かれらはバス移動だろうか。
今までのイミグレーションとは一風変わった空気。
僕はパスポート以外何も持っていないが、動じることはない。
並んでいる人数に対して対応する係員の数が少なすぎる。
1時間20分待ち、僕の番が来た。
質問の数は多かったが、特に難しいことはなかった。
ただ、ひとつの事実が判明。
アラスカに入国したのが6月7日、その時もらった滞在期間が6ヶ月。
一度出国してカナダからアメリカに再入国するわけだが、アラスカ入国時にもらった6ヶ月が現在も継続中だという。
つまり、アメリカ再入国は問題ないが、リセットされて新たに6ヶ月もらえるわけではなく、12月6日までに出国しなければならないということだ。
それ以降にまたアメリカに入国する時に初めて、新たに6ヶ月がもらえる。
これは想定外。
ビザ申請時にどこかにこういったルールが書かれていたのかもしれないが、把握してなかった。
アメリカもじっくり時間をかけて旅するつもりだったのに、あと2ヶ月半じゃ足りない。
これはちょっと考えなければならない。
質疑が終わると、スタンプが押された黄色い用紙をもらい、建物外に出て、一般道へ出るところで係員にその用紙を渡して、終了。
所要トータル1時間半。
Everett, Washington, USA