2018年12月26日

アムステルダム 1

首都アムステルダム。




晴れた!
オランダに入国して初めて見る青空。





市街中心地は外国人旅行者でにぎわっている。
多人種だが、アジア人は中国人が多く、日本人らしき人はほとんど見なかった。







オープンマインドなオランダでは、大麻も売春も合法。
なんでもOKというわけではない。
全面禁止しても完全に追放するのは無理だから、一部を許可して国の管理下でコントロールし、より危険で深刻な問題へ発展させないようにするという発想。

コーヒーショップという店でマリファナを吸えるらしい。
土産物屋では、観光客向けにマリファナ風味の菓子やケーキやアイスなどが売られている。











閉鎖的であるがゆえにユニークになる国もあれば、オープンであるがゆえにユニークになる国もある。
オランダは間違いなく後者だ。







運河が街中を巡る。



「アムステル川のダム」というのが街の名の由来。
「ダム」という言葉もオランダ語。

窓清掃、大変そう。


よく見ると、窓はまったく清掃していない様子。
これもビジネスチャンスでは?





Sleep Innに4泊。
ドミトリー1泊€11。
ただし日によって料金の変動が激しく、1泊€30にまで跳ね上がることもある。

過去最大の30人部屋。
決して部屋が広いわけではなく、限界まで押し込められている感じ。

ここんとこ粗悪な宿が続いていたので慎重になってしまうが、吉と出るか凶と出るかは実際に泊まってみないことにはわからない。

実際に泊まってみると、ドイツほどではないが、まあ良い宿ではない。
客層は旅行者なのか労働者なのか、素性も国籍もよくわからないが、いずれにしてもろくでもなさそうなのばかりだ。
スタッフの対応も良くない。
客もスタッフも含めて、ここには生粋のオランダ人はおそらく一人もいない。

こういうハズレ宿で日本人に会ったことはない。
皆どこに泊まってるんだろうな。

コンセントは、各ベッドにある。
Wi-Fiは後進国レベルだが、まあ良しとしよう。
最後にキッチンを見てみると、

・・・コンロがない!

クソッ!

電子レンジ、トースター、ケトルはあるが、調理はできない。
物価が安くて食文化が豊かな国ならキッチンなんていらないが、物価が高くて食文化の乏しいこんなところで調理ができないなんて。
米を炊いて、心ゆくまでたらふく食べてエネルギー補給するのが、都市部の宿での最大の楽しみだったのに。

これだったら、もう少し高くてもコンロがある宿に泊まった方が、安く済ますことができた。
まったく、スタッフの対応が悪くても客のマナーが悪くても、必要なものが一通りそろっている安宿って、西ヨーロッパにはないのかね。

ところが夕食時、キッチンからいい匂いが漂ってきたので様子を見に行ったら、スタッフが自前の電気コンロをつないで調理していた。
ズルイ。
ヒドイ。

この宿が1泊€30の日もあるというのは受け入れがたい詐欺だ。
€30の価値があると期待してここに来た客の失望っぷりは、可哀想すぎて想像もしたくない。
他にも気に入らないことがいくつかあったが、文句ばかりになってしまうのでこの辺でやめておく。

ヨーロッパで外食といったら、ケバブ一択。
オランダのケバブは€6~8ぐらいするが、うまいこと€4.50の店を見つけて、3日間その店に通った。
ケバブ好きの僕でも、さすがにもう飽きた。
それにボリュームはあるとはいっても、僕の腹がこんなもので満たされるはずもない。
街の中心には、和洋中はもちろん様々な国の料理店があるが、あまりのバカ高さにとても手が出ない。

そして、クリスマス。
皆さんもご存知と思うが、キリスト教徒にとってクリスマスは宗教行事。
仕事は一切せず家族と一緒にすごす日なので、ほとんどの店は閉まり、街は静まり返ってゴーストタウンのようになる。
調べてみたらスーパーは24~25日も営業していると書かれていたので油断してしまったが、実際にはほぼ閉まっていた。
奇跡的に営業しているスーパーを発見し、25日はケバブ屋ではなく、スーパーで買ったものを宿で食べた。

アップルパイ、€5.50が35%割引で€3.57!


最近本当に深刻なスイーツ不足だったから、これはテンション上がった。

チキン450g、€4.57。


たいして腹膨れんかった。
ひもじい。


Amsterdam, Netherlands