ポーランド王国時代に都だったクラクフ。
昼頃から人々が続々と集まってきた。
今日は第一次世界大戦が終結して100年の日でもある。
同時期に起きたロシア革命に乗じて、ポーランドはロシア帝国から独立した。
しかし第二次世界大戦の1939年にポーランドは消滅。
戦後は復活したが、ソ連の衛星国である社会主義国家、ポーランド人民共和国となった。
本当の意味で独立したのは1989年にポーランド共和国となってからのように思える。
ポーランド人がどのように考えているのかはわからない。
しかしかれらのポーランド人としてのアイデンティティは明確に伝わってくる。
ヨーロッパ最強であったポーランド王国時代の歴史的記憶が、ここクラクフでは尚更残っているのかもしれない。
国旗を持ってこれだけの人が集まり、国が存在することを喜び、誇りとする。
自分の国が当たり前のように存在してきた日本人としては、かれらの愛国心に強く感銘を受けた。
Krakow, Poland