2018年10月9日

ブカレスト

首都ブカレスト。








噴水大好きかよ。



季節は秋に向かっているが,、だいぶ南下したので暖かくなってきた。
日中は20℃以上ある。



チャウシェスクの館。


古代よりダキア人が居住したこの地にローマ帝国が侵入して混血し、今も民族的言語的にラテン系であり、国名もそのまま「ローマ人の国」という意味で「Romania」となっている。
オスマン帝国、オーストリア、ハンガリーなどによる支配を経て、1878年に独立。
第二次大戦後はソ連の圧力によって共産化、社会主義国となった。

1974年に大統領となったチャウシェスクは独裁政治を強め、贅沢三昧な生活を送った。
そんな中で建設されたこの「国民の館」は、アメリカの国防総省ペンタゴンに次ぐ世界で2番目に巨大な建造物であり、贅の限りを尽くした絢爛豪華なつくりとなっており、現在も議事堂として使われている。

一方で国の経済は破綻状態で、食料も物資も不足して国民は貧窮していた。
ソ連末期に東欧諸国が民主化へと動き出す中、ルーマニアでもチャウシェスクへの不満が爆発し、1989年に革命が勃発、大統領夫妻は逃亡したが身柄を確保され、夫婦ともに銃殺刑された。
処刑の様子はテレビで世界中に放送され、ベルリンの壁崩壊と並んで東欧民主化の象徴的事件となった。

2007年EUに加盟。





ようやく、両替所でモルドバレイを両替できた。
日本円からイスラエルシェケルまで、幅広く扱っている。





英語の通用度はとても高い。
冷戦中はソ連の影響下にあったとはいえ、やはり旧ソ連諸国とは明確な違いを感じる。







日本のようなコインパーキングがないのはもちろん、家にも車庫がないのか、完全に道路が駐車場になってしまってる。




車道と歩道の間に駐車スペースが設けられていれば邪魔にならない、でもこれでも足りないんだろうな。


Cozyness Hostelに滞在。
ドミトリー1泊32レウ(891円)。

今までの宿と明らかに質が違う。
まず、客が皆外国人旅行者。
すれ違えばあいさつするし、流暢な英語で会話もするし、礼儀、マナーも悪くない。
スタッフもちゃんと仕事してくれる。
建物の構造上ちょっと不便な点もあるが、人が良ければリラックスできる。
これが旧ソ連とEUの違いか。

日本人2人と出会った。
他に東洋人はいない、やっぱ日本人旅行者って多いんだな。









僕がつくるメシはどこへ行っても大好評。
「おいしそう!」
「いい匂い!」
「You are a good chef!」
と皆さん絶賛してくれる。



イラン人のグループに豚肉をごちそうになり、酒を飲まされた。
「本当にイラン人? ムスリム?」
「無宗教のイラン人だっているんだよ、おれは豚肉食べるし酒も飲む。」
そうなのか。

酒を飲むと眠れなくなるのは僕だけだろうか。
動悸が激しくなり、心臓がバックンバックンと胸を打ちつけ、覚醒して目が冴え、まったく眠気がやって来てくれず、深夜3時頃になってようやく眠れた。



ペダル交換した。


ウクライナからどうも、ペダルに違和感があった。
外してみたら、シャフトが若干曲がっている。
心当たりは、やはり飛行機に乗った時に乱暴に扱われたせいだろう。
今まではパッキングする時にペダルまで外したことはなかったのだが、最近やけに扱いがひどい、今後はペダルも外すべきだろうか。
近くの自転車屋で100レウ(2779円)で購入。

フレーム交換代にしてもこのペダルにしても、弁償はしてくれないだろうけど、あなたのせいでこれだけ損害を被っているんですよというのを航空会社に見せつけてやりたい、知るだけでいいから知らしめたい。

予報によると、明日からは追い風になりそうだ。
期待。


Bucharest, Romania