トルクメニスタン大使館、2~3日後にまた来るようにとのこと。
ガッカリ。
僕のイラン滞在許可は5月24日まで。
2日後の24日にトルクメニスタンビザをもらえたとしても、国境まで200kmあるので間に合わない。
しかも本当に2~3日後にもらえるという確証もない。
そんなわけで、イランビザ延長。
マシュハドのパスポートオフィスには英語を話せない人が多いようなので、バリがペルシャ語でレターを書いてくれた。
これこれの事情でビザを延長させてくださいという内容。
宿からパスポートオフィスまで6km。
ちょうどバリもその近くで用事があるので一緒に行こう、と。
近所のヒマそうなおじさんにいくらか払って、車で連れて行ってもらった。
マシュハドに来た翌日、外出する時は長ズボンを履くようにとバリから注意されたので、僕はそれを守っている。
パスポートオフィスなどでもラフな格好は望ましくなく、上下とも長袖で行った。
パスポートオフィス
受付時間
土~水 7:00~13:30
これはラマダン中の受付時間、通常はこれより1時間遅いらしい。
必要なもの
・パスポート
・パスポートコピー (顔写真ページ2枚、入国スタンプページ2枚)
・34万5000リアル
コピー屋はパスポートオフィスの近くにある。
Eビザの場合、入国時にもらったビザ情報が書かれた紙も一応持っておいた方がいい。
敷地内はスマホ持ち込み禁止、受付で預ける。
入口の受付の男性は英語を話せて、親切に教えてくれた。
1.
「FORM」の窓口で申請用紙をもらう。
ペルシャ語表記なので、英語を話せる受付係員に記入してもらう。
2.
建物内、奥に座っている係員に向かう行列に並ぶ。
列は男女別になっている。
並んでいる人たちのパスポートをチラ見したらアフガニスタン人とかイラク人とか、あと中央アジアっぽい顔つきの人もいた。
僕はここで1時間待った。
係員は英語がまったく話せない人だったので、バリが書いてくれたレターを見せた。
係員は申請用紙にペルシャ語で何やら書き、ペルシャ語で僕に何か言ったがわからなかったので、受付に戻って英語が話せる係員に聞いた。
この申請用紙を持って銀行へ行けとのこと。
3.
銀行
銀行はパスポートオフィスから400m。
番号札を取って待つが、数字もペルシャ文字なので自信ない。
バリが用事を終えて戻ってきて、ここでも助けてくれた。
34万5000リアル(908円)払って、領収書をもらう。
4.
パスポートオフィスに戻り、また「FORM」の窓口で領収書を見せて、よくわからない紙をもらう。
5.
建物内の窓口9~11のいずれかでパスポートと書類をそろえて渡す。
6.
呼ばれたら、パスポートを受け取って、完了。
これで15日間の延長に成功。
所要2時間半。
忙しくない時期だったのか何なのかわからないが、僕は特別扱いされたっぽい。
通常はもっと面倒な書類を作成して(他の人たちは顔写真を貼ってファイルにまとめていた)、窓口の向こうのデスクにはパスポートとファイルが山積みになっていて、パスポートはホールドされて翌日受け取れるらしい。
マシュハドでビザ延長したという日本人の情報を読んでみても、そんな感じだった。
所要2時間半でも十分ストレスフルだが、僕は相当ラッキーだったようだ。
ともあれ、明確にわかったこと。
・アライバルビザでも延長できる。
・イスラエル渡航歴があっても延長できる。
・ビザ期限の2日前でも延長できる。
もちろんビザ状況は流動的だし、こちらの態度や服装が悪いと係員の対応も変わるかもしれない。
ノーマルビザの場合、30日の延長を複数回できるらしい。
アライバルビザは15日の延長1回のみ。
ちなみに、1日オーバーステイした場合の罰金はビザ延長料金と同額らしいので、1日超過ぐらいだったらわざわざビザ延長しない方がいい。
それ以上の超過にどんな罰則があるのかは知らない。
罰金では済まないペナルティがある可能性もあるのでこういうリスクは避けたい。
2時間半、バリと運転手のおじさんは待ってくれていた。
僕は運転手に最初の言い値より多く払い、バリにもチップをはずんだ。
バリの助けがなかったらもっと苦戦していたと思う。
今日トルクメニスタンビザをもらえなかったのは悔しいが、ビザ延長をこなせたことでひとつ肩の荷が下りた。
Mashhad, Iran