2020年3月9日

ハバナ

GPSの反応速度がやたらと遅い。
マップを開いても現在地がわからず、通りすがりのロードバイカーに道を尋ねた。
彼は空港の近くに住んでいるのだが、20km離れたハバナ市街中心まで並走してくれた。
2割英語、8割スペイン語ぐらいで話す人。



まさか初めて会ったキューバ人がSmartwatchとAirPodsの愛用者だとは。

日没ギリギリで到着。

日本人と韓国人がよく利用する宿。

ドミトリー1泊10CUC(1053円)。
エアコン、キッチン、冷蔵庫あり。

宿のおばちゃんはスペイン語オンリーだが、とてもフレンドリー。

安宿はカサと呼ばれ、このマークが目印。


キューバには、CUCとCUPという2つの通貨がある。
CUCは外国人用で、USドルと等価。
CUPは現地人用。
ハバナ中心は外国人が多いのでCUCの店が多く、物価は高い。
現地人がよく利用する店はCUPで、とても安い。
CUPを持ち合わせていない時はCUCで払い、お釣りはCUPでもらえる。
こんなややこしいことになってる理由はまだわからない。












この辺のクラシックカーは観光用。
空港からハバナへ向かっている時は本当にボロいクラシックカーがリアルに走っていた。













キューバにインターネットが導入されてまだ日が浅い。
メインストリートに公共Wi-Fiスポットがあり、皆そこに集まってネットする。



無料ではない。
その辺にWi-Fiカードを売る人がいる。
1時間で2CUC(210円)。



カードの裏に番号があり、スクラッチして、ユーザー番号と暗証番号を入力して接続する。
接続合計時間が1時間、途中で切断すればその間はカウントは止まる。
時間帯によって安定する時、不安定な時とある。

あちこちで見かける謎の行列。


これが何の店なのかもわからない。




スーパーも行列。


スーパーらしき店はあちこちにあるが、商品の品ぞろえは、今まで旅したどの国よりも乏しい。
本当にガランとしていて、シャンプーとか、ちょっとした駄菓子程度だけ。
僕が必要とするような物は何も売っていない。

最も深刻なのは、飲み物。
飲み物は、小さな缶がレストランやカフェで売られているだけ。
常時2Lのを炭酸をガブ飲みするのが習慣になっている僕にとって、こんな辛いことはない。

食料はフライト前に使い切ったので、今は調味料も何も持っていない。
自炊は難しそうなので、食事はレストランを探す。
現地人が利用する店は、ひたすら口が渇くだけの乾ききったハンバーガーとかピザとか。

人間、生活していくのに食料以外にも数多くのアイテムが必要になるはずなのだが、キューバ人はどうしているのだろう?
ちなみに、ひげ剃り用のシェービングクリームもフライト前に処分し、キューバではまだ発見できておらず、石鹸で泡立ててひげを剃っている。

ATMも行列。


島国で独自の歴史を歩んできた上に、社会主義という特殊な国。
いろいろ今までとは勝手が違う。
今日で4日目だが、まだまだつかみきれていない。
















 

ここが最大(唯一?)のショッピングモールだろうか。


しかしここでさえも、どうでもいい店ばかりで、スーパーには生活必需品は売られていない。

外国人用ファーストフード店。

計7.80CUC(821円)。

味は、並のファーストフードだった。

愛想なかったウエイトレスさんに「写真いい?」と聞いたら笑顔でポーズとってくれた。

ローカル用ファーストフード店。

ローカル用アイスクリーム屋。

5CUP(19円)。

外国人用アイスクリーム店では4.50CUC(474円)とられた。

ようやく見つけた、ローカルフード。

これが一番おいしかった。
ライスの上に豚肉。
左の黒いのはメキシコでも定番だったフリホーレ(豆のペースト)。
35CUP(139円)。

コーヒー、1CUP(3.98円)。

キューバ人は黒人ベースだと思っていたのだが、肌の色はバラバラ。
ハバナでは白い人の方が多い印象。
人当たりはとても良い。
歩いているだけで、座っているだけで、気さくに話しかけてくれる。
スペイン語しか話せない人が多いが、言葉の壁などお構いなしに接してくれる。







La Habana, Cuba