右手に現れる建物で出国手続き。
出国は手前の窓口、逆方向から入国する人は奥の窓口。
出国側は20人ほどの行列ができていた。
僕以外は全員セネガル人またはガンビア人。
割り込んでくる人はおらず、間合いを詰めようと押す人もいない。
こういうところは他の貧困国に比べてお利口さんだ、今のところ。
流れは緩慢。
どんなに待たせようが窓口の人員を増やす気配はなく、アフリカンな時間が流れる。
指紋と顔写真を撮って、スタンプをもらって出国完了。
両替
国境には明確なラインも緩衝地帯もなく、売店や両替屋などがある。
ガンビアビザ支払いのため、ここの両替屋でガンビアダラシを入手。
すかさず物乞いの少年がつきまとってくる。
どうして誰かが両替したら自分におこぼれがもらえると思ってしまうのか。
ガンビア側
右手に現れる建物で入国手続き。
最初に通された部屋では、お決まりの質問をいくつかされて係員がノートに記入するだけ。
この時「いくらか寄付してくれないか」と言われた。
賄賂ではなく本当に寄付願いっぽかったが、この後高額なビザ代を払うというのに寄付なんかするわけない。
断っても特に何も言われず、問題なし。
次に通された部屋で、ビザ取得。
ガンビアは、西アフリカでは数少ない、国境でアライバルビザが取得できる国。
3000ダラシ(6745円)。
ユーロでもCFAでも支払えるが、早口だったのでそちらの額は失念。
事前情報によると、ダラシでの支払いがもっとも割安とのこと。
「何日滞在する?」と何度も聞かれ、適当に「1週間」と答えた。
スタンプには20日の滞在許可と書かれていた(ビザはシールなしスタンプのみ)。
「クリアランスは持っているか?」とも聞かれた。
クリアランスとは、荷物制限許可書のようなものらしい。
車やバイクの人はもしかしたら必要なのかもしれない、でまかせで「自転車で旅してるから持ってないし必要ないでしょ」と言ったら、すんなり「うん」と言われた。
所要トータル1時間。
セネガルなのかガンビアなのか、あいまいな国境で売られていたマンゴーは500CFA(95円)だった。
Ziguinchor, Senegal