そこまで青一色じゃない。
山間部も農地ばかりで常に人目があり、キャンプは難しそう。
ウェザーン。
外国人はまず立ち寄らない街、すごく視線を感じる。
スークを歩いていると、次々に声をかけられる。
皆フレンドリーで、楽しい。
けっこう英語を話せる人もいる。
もちろん男のみ。
女の人は目を合わせてもくれない。
久々に魚。
2尾で9ディルハム(104円)。
お腹に卵たっぷり入ってた。
やっぱ自炊の方が安上がり。
デザートにイチゴ、500gで10ディルハム(115円)。
謎コーラ。
6.50ディルハム(75円)。
小さなホテルに泊まった。
シングル1泊80ディルハム(932円)。
トイレ・シャワーは共同、Wi-Fiなし。
悪ガキどもにからまれることが増えてきた。
走って追いかけてきたり、石を投げてきたり。
こういう経験は過去に何度もしているが、共通点がある。
・イスラム圏
・15歳以下ぐらいの少年
・集団、あるいは僕を見たとたん仲間を呼んで数を増やす
・数十mの距離を保っていつでも逃げられる態勢
・調子に乗って追いかけてくるヤツもいる
しょせん子供なので、一対一で大人にケンカをふっかけるような度胸はヤツらにはない。
複数でつるんいる時に、突然やって来た外国人をおもしろがって囃し立てたがるのだ。
よそ者が現れたら吠え騒ぐイヌと大差ない。
僕に対して敵意を持ってケンカを売っているわけではなく、めずらしいあるいは初めて見る外国人をある種のおもちゃとしてみなしている。
少年たちが笑顔で手を振ってきたから僕も笑顔で手を振ると、通過後に後ろから石を投げてきたりもする。
エジプトでは、まだ年端もいかぬ子供がバイクタクシーの仕事をしていて、バイクで追跡してちょっかいを出してきたりしたから、いくら相手が子供でも脅威だった。
幸い、モロッコの子供はバイクには乗らず、ちゃんと学校にも行っているようなので、まだ攻撃力は弱い。
ただ、登下校の時間帯に学校の近くを通過する時なんかは最悪。
あと、これはイスラム圏ではめずらしいことだが、2人の少女が追いかけてからんできた。
英語は話せないようだったが、「マニー、マニー」とそんな貧しくもないくせに乞食みたいなことを言う。
「いいよ、そのかわりフォト。」
「ノー、マニー、マニー。」
「フォト、フォト。」
「ノー、マニー、マニー。」
交渉決裂。
サハラ以南の黒人だったらチップを払えば撮らせてくれるんだけど、ムスリムが撮影拒否するのは金の問題じゃないらしい。
悪ガキとは対象的に、大人は紳士的で親切だ。
登り坂で自転車から降りて押していると、「大丈夫か?」と声をかけてくれる人もいる。
トルコのクルディスタンなんかも同様で、悪ガキはどこまでも悪ガキだが、大人はどこまでもやさしかった。
また小さな街で1泊。
70ディルハム(815円)。
イスラム式トイレ、トイレットペーパーなし、水シャワー、Wi-Fiなし。
街の人も宿の人も、礼儀正しく丁寧に接してくれた。
ホテルは1階がレストラン。
タジンとサラダとパン、計39ディルハム(454円)。
これはスパイス具合がちょうど良く、サラダもたっぷりで満足。
他のレストランでも呼び込まれたが、値段だけ聞いてみたらサラダなしタジンで50～70ディルハム(582～815円)だなんて言われたから、田舎街でも油断は禁物だ。
海まで100km以上あるが、ここからずっとフラット。
徐々に悪ガキにからまれなくなってきた。
ひどいのは山間部だけなのかな。
首都ラバト。
城壁の中にメディナがある。
活気ある。
食文化豊かだな。
他の有名都市に比べたら観光地って感じではないが、それでも首都だから外国人は多い。
ファーストフードもそろってる。
メニューはもはやフランス語のみでアラビア語を見かけない。
タジンが25ディルハム(288円)って安い。
ラフィサ。
25ディルハム(288円)。
下にややネットリした薄っぺらいパンが幾層にも重ねられている。
カレー風味のラザニアみたいな感じ。
これも見た目よりボリュームある。
ケーキケーキ!
1個5ディルハム(57円)。
モロッコに来て初めて見るスーパーマーケット。
スーパーを見るとつい安心して入ってしまう。
こんな小ぎれいなトラムが走ってるなんて意外。
Auberge De Jeunesseで1泊。
ドミトリー€7。
16人部屋でコンセント2つだけ。
空いている早い時間にチェックインしたのでコンセント近くのベッド確保。
シャワーは4つのうち2つがお湯が出るが、数分で水になった。
トイレにトイレットペーパーなし。
キッチンなし。
ロッカーなし。
こういうインフラの未整備を見るとモロッコはもっと物価安くなっていいと思う。
Rabat, Morocco
16343km