デンマークに比べたら、ドイツの道路はまるで発展途上。
自転車道はすぐに消失したり、車道の右側に現れたり左側に現れたり、縁石だらけ段差だらけ。
こんなんだったらずっと車道を走っていた方がマシなのでは、と思うようになった。
風力発電量は、人口の多い中国がダントツで、アメリカがそれに次ぎ、ドイツは3位。
ドイツの人口はヨーロッパ1位(8200万人)、デンマーク(570万人)の14倍。
風車の数でいったらデンマークよりこっちの方が断然多く、農場地帯では視界にだいたい風車がある。
これはロープアクセスでは厳しいな。
ヨーロッパは自転車のヘルメット着用にはうるさいくせに、高所作業では誰もかぶってないな。
雨の降らない日はない。
気が滅入る。
こんなに雨天ばかりなのに、世界でトップクラスにサイクリングがさかんというのは不思議だ。
束の間の慰め。
以前は国境があったはずだが、そんな痕跡もなく、いつの間にか西ドイツに入った。
ドイツ第2の都市ハンブルク。
ここでは観光も街歩きも一切せず、事務作業、書類作成に専念。
The Hostelに滞在。
ドミトリー1泊€13。
ここは大ハズレ。
また東側特有の、労働者御用達の宿。
もう西側に入ったはずだが。
(Booking.comには「レジャー」か「ビジネス」かを選ぶ項目があるのだが、あれってちゃんと機能しているのだろうか。)
こいつらの何が嫌って、くせえんだよ。
洗濯しろ。
酒を飲むな。
ここは1夜につきベッドシーツ代€1の別料金をとるクソ宿。
バカバカしいので、僕は拒否して自前のシュラフシーツを使った。
でも他の客を見たら、誰一人としてシーツを使っておらず、じかに寝ている。
あと何が嫌って、大声で長電話するヤツが必ずいる。
長電話するヤツの声って、どうしてこんなにも不快なのだろう。
8人部屋なのに、コンセントが2つだけ。
旅人だろうが労働者だろうが誰もがスマホを持ってるだろうに、人数分のコンセントがない宿はクソ。
そして、部屋にWi-Fiが届かない。
今時どこの後進国行ったって、各部屋にWi-Fiは届いているというのに、先進国ドイツの大都市でこれはどういうことか。
スタッフも無能で気が利かない。
自転車は外に駐輪、敷地内だが誰でも入ってこれてしまう敷地内。
どうも、僕の知ってる優秀国家ドイツではない。
ドイツは全体的に宿代が高いので、街の中心地から離れたところを選んだのだが、読みを外したか。
宿を予約するというのは、こういうリスクがある。
3泊予約してすでに支払ってしまったからには、別の宿に移動するわけにはいかない。
それでも旅慣れしてる者なら、2日目には苦もなく平然とすごしている。
どんな宿でも適応して気を休めなければ、やっていけない。
Hamburg, Germany
12340km