日の出とほぼ同時刻、6時に走り出して、14時ぐらいにはストップする。
山がちでアップダウンが多いエリアもあるが、1日100kmペースで進めている。
すっかり遊牧地は見られなくなり、変哲のない農村が続く。
子供にからまれることも少なくなり、「ハロー! ハロー!」は時々聞こえてくる程度。
キャンプ地はもちろん、立ちションする場所を見つけるのも難しいぐらい、農村。
ここをまっすぐ行って柵を越えたらウズベキスタン。
もちろん国境は自由に行き来できないので、大きく迂回する。
左の柵を越えたらウズベキスタン。
川とか尾根とかの自然物ではなく、人工物である道路が国境になっているのはめずらしい。
未知の国だったらワクワクするが、すでに二度行った国なので今は何も感じない。
中央アジア最大と言ってもいいぐらいの交通量。
都市を離れても絶え間なく流れる車。
ドライバーは粗野で自分勝手。
少なくとも、道路は車だけのもの、車が一番偉いんだから自転車はどけや、という空気はある。
キルギス人も、むやみにクラクションを鳴らす。
それも明確に、僕に対して鳴らしてくる。
罪の意識や良心の呵責はまったくなさそう、それどころか良かれと思って鳴らしているフシさえある。
クラクションを鳴らしたヤツは全員、拷問部屋に監禁して・・・いろいろ想像する。
ダメだ、この醜悪なノイズだけは、僕の理性を崩壊させる。
人類史上最悪の発明品、この世のすべての車から全撤廃を。
オシュからしばらくは西進するルートだったが、方向転換して北上。
交通量は少し減り、道路の幅は少し余裕ができ、クラクションも少し減った。
それでも鳴らすガイジが5分に1回ぐらいはいる。
イヌにやたらと追いかけられるようになった。
やっぱ相関関係あるのかな、ドライバーのしつけの悪さとイヌのしつけの悪さって。
トクトグル湖。
酷暑の炎天下での走行はしんどいが、それだけに、冷えたコーラとアイスがたまらなくウマイ。
多くの店では、電気が弱くて、冷えていないぬるいドリンクが売られているが、たまにアタリの店でキンキンに冷えたコーラが飲める。
1日何リットル飲んでるだろう、いくら金がかかってもこればっかりはやめられない。
昼飯はアイスしか喉を通らない。
1日何リットル飲んでるだろう、いくら金がかかってもこればっかりはやめられない。
昼飯はアイスしか喉を通らない。
ジャイアントコーン的な、ちょっと高いアイスを買ったら、中身こんなん。
なんとか宿を見つけながら進めているが、かなりの割高感。
エアコンなし冷蔵庫なしWi-Fiなし食事なしで、一番安くて1000ソム(1632円)。
ツーリスティックでない田舎街の宿では割高になるのは仕方ないが、コンセントが室内に1つしかなかったり(扇風機と電子機器充電が同時にできない)、扇風機も壊れてたり、なにかと不便は多く、にもかかわらず高い。
かといって、この暑さでキャンプは心が折れる。
かといって、この暑さでキャンプは心が折れる。
今いるトクトグルは、若干ツーリスティックな街。
ゲストハウスと銘打っている宿に泊まってみたが限りなくホームステイに近く、鍵のないシングルルームUS$10。
せっかくのシングルルームだが、扇風機がないので部屋にいられない。
日が沈んで月夜となってもなお、外のベンチで扇子をバタバタさせている。
今夜はいったい何時になったら寝れるだろうか。
英語を話す若い姉妹が愛想良くもてなしてくれるので、不満は顔に出さないでいられる。
でも気づいたら、宿のおばちゃんたち、自分らだけは扇風機使ってくつろいでやがる。
ゲストハウスと銘打っている宿に泊まってみたが限りなくホームステイに近く、鍵のないシングルルームUS$10。
せっかくのシングルルームだが、扇風機がないので部屋にいられない。
日が沈んで月夜となってもなお、外のベンチで扇子をバタバタさせている。
今夜はいったい何時になったら寝れるだろうか。
英語を話す若い姉妹が愛想良くもてなしてくれるので、不満は顔に出さないでいられる。
でも気づいたら、宿のおばちゃんたち、自分らだけは扇風機使ってくつろいでやがる。
なんだかグチばかりになってきた。
中央アジア旅もそろそろ終盤に向かわせる。
Toktogul, Kyrgyz
6320km