2018年5月6日

イラン高原 2



特大サンドウィッチ5万リアル(129円)。


このサンドウィッチ、晩飯用にもう1本買っといた。
イランでは自炊すると逆に高くつきそうな気がする。
いつもいいタイミングで晩飯を買うことができれば、自炊せずにキャンプを続けられる。

標高2300mまで登ってキャンプ。


道路の下には、排水用トンネルがたくさんある。
雨風を防げるし、誰からも見られない。
でも豪雨が降ったら水がここを流れる、という脅威はある。
この日もやはり夜に雨が降ったが、パラパラと軽く降った程度だった。



翌日は標高2300mから1000mまで下降。
一気にではなく、緩やかな直線をノーブレーキで少しずつ下っていく、理想的な下り。
平均時速は20km/hを超え、午前中に走行距離100kmに達した。



イランでは、1日走行120~140kmぐらいが通常。
ただただ、向かい風が吹かないことを祈るのみ。

ザムザムコーラ300ml1万リアル(25円)。


アルダカーンという街に近づくと、車が停まって声をかけられた。
ホテルで働いている人で、うちのホテルに泊まっていけと言う。
高いようだったら無理だよと念を押して、案内されたホテルに向かった。



おお!


おい!


こんな豪華ホテルに泊まれるわけないだろ、と思ったが80万リアル(2077円)でいいと言う。
それでも旅人の予算をオーバーしてしまっているが、街中のふつうのホテルより安いし、またここの人にも情が湧いてきてしまったし、ここで1泊。

できて2年の新しいホテルで、日本人の客は初めてらしい。
とても営業熱心な人で、バイクで街を案内しようと言ってきたり、買い物するならバイクで連れて行ってやろうとか、口コミを書いてくれとか、その他いろいろ気遣ってくれて悪い人ではないのだが、ちょっと疲れた。
僕としては、ただ自由にのんびりすごしたい。



屋上から。






バードギールと呼ばれる採風塔。
イランは北風が優勢。
これはすべて北を向いていて、風をとらえて屋内へ送り込んでいる。



















どこへ行っても「ハロー! ハロー!」「Welcome to Iran!」と声をかけてくれる。
イラン人は、アラブ人ほど粗暴でもなく、パキスタン人ほど粘着質でもなく、ほどよくフレンドリーだ。












Yazd, Iran