自転車がないので徒歩通勤している。
現場は毎日変わり、日々いろんなところへ行く。
往復20kmぐらいが通勤で歩ける限界だろうか。
万歩計でチェックしてみた。
この日は通勤で2万6000歩(19km)、仕事で7000歩、計3万3176歩。
自転車がいかに楽な乗り物かを思い知った。
歩くというのは、地味に長い労力。
まだ旅を続けたかったのに、道半ばで帰ってきてしまった。
今頃南米のどこかを走っていたはず、でも現実には日本で仕事している。
せめて、荷物を背負って筋肉で移動して、旅に近い感触を持っていたい。
ザックはずっしり、仕事道具でいっぱいの大荷物。
体力にもの言わす生き方をしてきたから、これぐらいやってこそ生きてる感に満ち溢れる。
何kmも離れた水場まで行ってバケツいっぱいの水を汲んでくるのが日課になっているような人たちと僕は今、対等だろうか。
いやいや、到底かなわない。
ここはマスクなしでくつろげる場所。
都会のビルが発する熱は異常。
地上より、ぶら下がっている時の方がはるかに暑い。
仕事中だけで軽く5リットル以上飲む。
毎日熱中症寸前のギリギリの仕事。
以前は、旅の資金を稼ぐという明確な目的があり、その一点に向かってがむしゃらに働いていた。
今はどういうモチベーションでやっていくべきなのか、いまだによくわからない。
いやそんなことを考える余裕を持たせないぐらい、週7無休徒歩通勤で目一杯生きている。